青リンゴ観察日記

韓国漫画「世紀末青リンゴ学習塾」観察ブログです。
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第五十二話③

2022-03-06 | 第五十二話〜第五十四話

ミエはチョルとの”約束”を果たすべく、しきりにチョルにアタックする。

「今度っていつなの?」

来週?

「そろそろ成績表出ちゃうよ〜」

秘密の一人きりになれる場所、化学室にまで現れたミエを見て、

思わずチョルは息を飲んだ。

「なっ・・なんだ?!どうしてここが分かっ・・」

「え?もう結構みんな知ってるよ?だから昼休みには誰も通んない。大魔王の巣窟って言われてる」
 
「巣窟・・?
 
「この前廊下で・・・あれアンタだよね?こっち側の建物って、この階は化学室とトイレだけだし・・」
 

「出てけっ!

 

とうとう追い出されたミエ。

「嫌なら嫌ってハッキリ言ってよ!」と一人口にして去って行く・・。

 

 

一方こちらは3年9組。

携帯のメッセージに目を落としながら、モジンソプはため息を吐く。

”今日来れないなら明日遊ぼーぜ。みんな呼べよ”

「あー・・この先輩めんどくせ・・」

遠回しの拒絶が通じない先輩に、モ・ジンソプは苛立っていた。

「ウゼーわ・・この自分が最優先って疑いもしない感じ。
 
また何て言い訳すっかなぁ・・メール代もったいねーし」

その隣で友人たちは、

「あいつらがこの学校で一番デカくて一番小せぇんじゃね?」と誰かの噂をしている。

モ・ジンソプはクラスのドア付近を見ていた。

そろそろ来る頃なんだけどな・・ と思いながら。

[これまで人の多いところでは極力ファンミエを探すことをしてこなかったモ・ジンソプは]

「ここに小さくて眉毛が太い・・ミヨンは・・」と全クラス回る自分は完全にダサい。

きっと「モ・ジンソプが全クラス回って女の子探してるんだけど!!」と瞬く間に噂になるだろう。

しかしこれまでやられっぱなしだったモジンソプだが、今回は少し余裕がある。

なぜなら、最近ファン・ミエのキャラクターを把握できるようになってきた感があるからだ。

あの感じは平気で笑っていられる心臓じゃないな
 
マメ子がプライドの張り合いしてくんじゃないよ
 
 
実はあのピアスは安物だしな。もうちょっとからかってやるか
 
 
[ようやく少し楽しくなり始めたんだけど・・]
 
もういっこ約束取り付けなきゃいけねーんだった。
あいつケータイないよな?
 
 
 
 
モ・ジンソプの敷く伏線が、じわじわとミエを囲って行く・・・。
 
 
 

第五十二話③でした!

少し短めですみません〜!

大魔王の巣窟・・w

結局お昼はここで食べてるんですかねー 食事を摂ってる場面がないので心配です・・

 

第五十二話④に続きます