青リンゴ観察日記

韓国漫画「世紀末青リンゴ学習塾」観察ブログです。
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第四十四話②

2021-12-24 | 第四十三話〜第四十五話

生徒たちはジャージに着替え、身体測定が始まった。

身長、体重、体力測定、採血なんてのもある。

そんな中、憂鬱な顔をしたこの人は・・。

トンッ

「キム・チョル、18Xcm」

チョルの身長を聞いたみんなのどよめきが広がった。

チョルは(くそっまた伸びた)と思いながら、早足でそこから離れる。

ミエはというと、やはりチョルの身長を耳にして驚きが隠せないようだ。

「うわー大きいね」「あんなに大きいからサッカーも上手いんだろうね」

「この前、試合出てんの見た?」

「はい次の人ー」

なんであんなに背が高いの?
 
とにかく一緒に発表するんだから、私は1センチでも大きい方がいい!

私もう中三だもん〜〜!

祈るように目を瞑りながら、ミエは身長計に乗った。

「腰真っ直ぐに伸ばして」

トンッ

「ファン・ミエ150・Xcm」

ミエの身長を聞いて、友人たちがミエの周りに集まってきた。

皆嬉しそうだ。

「ミエ150越えた〜!」「ほぼ151じゃん!」「おめでとー!」

そしてミエは、この人にこの結果を一番伝えたかった。

「ほら!150あったでしょ!?」

もういない 「チェッ」

すでに不在のキムチョルに口を尖らせたミエだが、とにかくめでたい!

[もう中三ですから!]

 

<いっそ思い切って>

 

その後は順調にこなしていった。

視力検査や前屈など、様々な項目がある。

そんな中チョルはというと、クラスの男子に囲まれていた。

「採血超怖い」「けどもう終わるじゃん」「今日の給食何?」

なんで一緒に回ってんだ?

そのあまりの自然さに、チョルは自分が”大魔王”であることを忘れていた。

 

廊下の一角では、こんなやり取りも合った。

「ジンソプくん!元気・・」「あ、どーもー」

親しげに話しかけてきたりそっけなくなったり、モ・ジンソプの態度にハン・ソンイは翻弄されていた。

 

そして我が道を行くミエはというと・・。

「ふふ〜ん150越え〜」「あっミエ、落としたよ!」

「あっ!」

計測の紙を落としてしまい、ひらひらと落下するそれを追いかけた。

「あー飛んでちゃう!」「拾って拾って」

 

「小さい紙どこいった?」

紙が落ちた先を見ると、そこには彼がいた。

”友人”キム・チョル。

チョルもまたミエに気づいて彼女の方を見る。

「あ!あんたの足の下!」

反射的にそう叫んだミエだったが、瞬時に周りの視線に気が付いた。

それと同時に、チョルはミエが何を探しているのかに気づく。

ミエは口パクで、「行っても大丈夫?」とチョルに意図を伝えた。

チョルに伝わっただろうか?

いや、伝わったとしても無視された・・。

ミエは息を飲むと、そそくさとチョルの足元に落ちた紙を拾いに走る。

さっと拾ってすぐ行けば大丈夫

しかし、ちょっと違った。

チョルはミエの意図を無視したわけではなく・・

そっとそれを拾い、彼女に向けて差し出した。

何も言わなくても、もう伝わってしまったらしい。

ミエの顔が、パッと笑顔になる・・。

 

チョルから紙を受け取ったミエは、大きな声で礼を言った。

「ありがとう!!」

そして小さな声で先ほど伝えられなかったことも・・。

「あ、それと私150越えてたから」「分かったから早よいけ」

すると。

「うーわなんだあいつ。小学生か?」「くそチッセー」

通りすがりに、聞こえよがしの悪口を言う男子がいた。

ミエは信じられなくて、目を丸くしてそちらを向く・・。

 

 

 


第四十四話②でした!

えー?!150センチって言うほど小さいですか??

140センチだと小さいなーと言う感じですが、150くらいならざらにいる感じがするんですが、

これは日本感覚なんでしょうか?韓国はもっとみんな大きいんですかね?

チョルの180センチ越えは大きいですが・・

韓国男子、大きい人多いですもんね

そして最後何!?あの失礼な男子はーっ

ミエちゃん、負けるなーっ!!

 

第四十四話③に続きます