青リンゴ観察日記

韓国漫画「世紀末青リンゴ学習塾」観察ブログです。
*ネタバレ含みます&二次使用と転載禁止*

第四十二話⑤

2021-12-12 | 第四十話〜第四十二話

チョルの参加するサッカーの試合が始まった頃、ファン・ミエはというと・・。

「違うんですって〜〜!!」

「カツアゲしてたんじゃなくて!!貸してたものを返してもらおうとして!!

おい!お前からも説明しろよ!!」
 
 
職員室にて、先生に捕まっているところだった。
 
なぜ私はここにいるの、と言葉にならない声が出る。
 
「一体何が事実なの?ゴミは放り投げるし・・と先生は呆れ顔だ。
 

先ほどの状況

「お前500ウォン返せよ!俺のピアスも!」「へ?!嫌だし!何言ってんの?!」

「出せってば!!」「あなたたち何してるの?!」
 
・・というわけで、二人は職員室に連れてこられたのである。
 
「だからこの人が俺のお金と物を持ってて、返してくれないんですってば!」
 
「違います!この人にお金借りたことありませんけど!?ピアスだってこの人の方から勝手に・・」
 
「ピアス〜〜?」
 
 
二人の説明は、先生には意味が分からないらしい。

「けどカツアゲではないんです!私のお金でもないけどこの人のお金でもなくて・・」

「??」
 
「おいお前、分かるように説明しろって!!」
 
「だから自販機で・・」 「何だぁ?」
 

すると、そこに学年主任の教師が入ってきた。

学年主任は、「おっ、」とあるものに目を留める。

モ・ジンソプの頭髪である。

「おお〜?うちの学校にアイドルがいるなぁ〜?ヨンタンだったっけか?

いやロック歌手か?お?お前ピアスまで!」
 
 
完全無防備だったモ・ジンソプは、学年主任に完璧に目をつけられてしまった。
 
学年主任はモ・ジンソプの耳を引っ張り、どこかへ連行する。

「こっちに来なさい。完全にアウトだ」

「ちょっ・・ちょっと待って!!ちょっと待って先生〜〜!!」
 
「学校じゃこれはアウトだよな?」
 

「バリカンどこですかね?」

「や、やめろーーーーっ!!助けてくれぇぇぇ!!」

ウイイン・・と、世にも恐ろしい音が聞こえる。

「やめっ・・・」

ウイーーーーン

「うわああああああーーーっ!!!」

 

 

ミエが悲惨な状況を目の当たりにしている頃、校庭では・・・。

 

「ゴール!」

「3−0!試合終了!」

「うわぁ〜〜!あっという間に終わった〜!」

12組がソッコーで3ゴールを決め、2組を敗ったのだった。

こんなあっけなく・・?

キム・チョルはその簡単さに拍子抜けしていたが、クラスメート達は大喜びだ。

「勝った勝った!キム・チョルが2ゴールも入れたなー!」

そこでチョルは、観覧している生徒達が座っている階段のあたりを見た。

ファン・ミエがいない。

・・と思ったら今来た。

「遅いよ!」とユンヒに怒られている。

う・・うわ〜い!

ようやく堂々と応援出来たミエだったが、試合を見ていなかったことにチョルは気がついていた。

「キム・チョルも嬉しそうだ」

チョルの後ろ姿を見てそう言った男子もいたが、

チョルの表情を見て「いやちょっと怖いけどな・・」と言った男子もいた。

そして完全勝利をおさめた12組の仲間に混じって、

微妙な表情のキム・チョルとファン・ミエは家路に着いたのだった・・。

 


第四十二話⑤でした。

ひぃーーっ!バリカンーっ!

今じゃ人権侵害問題に発展しそうな仕置き・・

あと職員室でこう手をあげて座ってるのは日本では見ませんね

バリカンもスクワットも(一学期初日にキムチョルがやらされてましたね)、

韓国のお仕置きはなかなか激しくてビビってます・・

 

 

第四十三話①に続きます