アジア大会からの太いラインをバッチリ活かしつつ、母子のトラブルは特別酷く拗れたりせず、ほのぼのとしたものだった。ベーカリーのテコ入れはそれこそ運動会の時のようなイベント系処理でガッと解決するのかと思ったら思いの外コツコツと改善してゆく展開。しかも一週跨ぎなのに今回では解決しないっ！ おおっ？ パン屋より娘との擦れ違い解消が優先されたとも言えるが。残り回数も少なく、前回までではそこまで関係が深まっていなかった章（パン屋店長）は今回で一気に株を上げてきた。元々自分の仕事以外では細かいことは気にしなさそうではあるが、気にしないプラスいいこと言う、というボーナスまで足されて結構ショートカットでレンジを詰めてきたぜ。あとはみゆきが妙な具合に卑屈なるのもわからんではない。元々カッチリしていた子があれだけのほほんと仕上がったのは亜希子が大らかに育てたからだが、育てられた方はコンプレックスを抱いてしまうというね。みゆきの場合、気付いてないけど何か自分は違った人間に変わった気がする、という潜在意識もあるような感じもある。それで良かったといつか思うんたろうけどね。みゆきは現状、成績悪過ぎるようだから無理に四年制大学に拘ると浪人しない場合はお花畑な大学しか引き取ってくれる所がなさそうでもある。かなり慎重に主旨や条件を吟味する必要があるが大学なら短大の方がまだマシだと思うな。無難に専門に行くのが一番現実的ではあるがドラマ的に『受験勉強を頑張るみゆきを応援る亜希子』の件は入れたいだろうから、専門ルートないかなぁ。そもそもこの娘は自分の進路、全く絞れてないから専門は選べないっぽいしね。ともかく一週空いて、パン屋のリニューアルオープン大作戦か。もはやパン屋の話になってきたが、章が製パンに専念できるかはかなり怪しい・・・。
