今回は元カレとさやかの直接の絡みが無い分、さやかのコミカルなトーンが途切れることなく最後まで続いていた。しかし元カレはまだまだ復縁できるつもりでいる様子な上に二股していた二人の内のどちらかを自分が選んで結婚できると考えてるようでちょっ、マジかと。ある意味鉄のメンタルの持ち主だぜ。選んで結婚というのがどうかはまた別として、二人ともに甘いならどっち付かずなのはまだわからんでもないが（何か怒られそうだが）、今の彼女との付き合いは生活感が無く、さやかに対してはひたすらドイヒーにしている。本命はさやかっぽいがこれをツンデレとカテゴライズするのはかなり難しい所業だ。原作のまんまなのかもしれないが、この配役だと元カレの攻撃性の部分をもそっと調整した方がいい塩梅だったのかもしれん。一方の柏木は案外あっさり正体バレはしていたが引き続き堅い。仕事のトラブル自体は職業要素の入るドラマではすっかり定番になった倉庫作業であったが、テンプレ化してるだけにあまり無駄なことをせずにテキパキと話を進めて片付けていた。一連の件から柏木に対してさやかが弟的な意識を持ち出した風でもあるから、その辺りが柏木ルートの懸念材料。今回の編集長宇佐美はあくまで指南役ながら『指南役』の状態のままグイグイ前線に喰い込む登場の仕方。確かにさやかとコンビ感は出てきたが、現状としては恋愛云々という空気は特に無い。さやか以外の人物では同期女子の不倫がヤベーことになってきていた。同期女子は別に変質的な人物ではないから普通に嫁にフルボッコにされちまう流れ。さやかは人の世話を焼いている場合ではないがお節介をする展開になりそう。柏木と宇佐美の対面は、今の時点で二人が揉める要素はこれといって無いから打ち解けるというのもそう不思議ではないかな。
