羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

手裏剣戦隊ニンニンジャー 2

2015-06-08 23:08:29 | 日記
二人は地上と空で『天空のオトモ忍』を探し回った。
「ホッホッホツ」その様子を正影が見ていた。「今日は一つ、あのオトモ忍とやらを狙うのはどうじゃ? 九兵衛」「ぬ、九衛門でございまするッ」控えていた十六夜はムッとした。そこへキンジがロデオマルをバイソンバギーに乗せた状態で現れると、二人は妖力でその場から去って行った。「イヤッハー! お? お二人も忙しそうでございやすねぇ」「天兄、手分けしよう!」「おう!!」八雲と天晴は別々に去ってしまった。「こちらも御命頂戴できやせんや」頬杖を突くキンジだった。
正影は眼鏡から妖怪二口女を発生させた!「これはこれは御家老様、交渉ごとであれば誰にも負けない! この二口女に御指示を」「忍の連中が持つオトモ忍を我々の味方に付けたい」「はい」「あのデカブツを丸め込むことはできるか?」「勿論できますが、それよりも忍の連中を寝返らせるのはいかがでしょ、」言い終わらぬ内に正影は槍状の錫杖の切っ先を二口女の喉元に突き付けた!「お主ごときが、ワシに意見する権利など無いわ!!」「申し訳ありません! 御命令通りに致します」土下座する二口女。「失敗したら、お主程度の妖怪、プチっと潰してくれよう」「はい。でも私、失敗しないので!!」強気の二口女!
キンジがロデオマルの中でぼんやりしていると、忍者スターバーガーが妖怪の発生を探知!「イヤッハー!! ロデオマル、オメーは戻ってな!」ロデオマルは頷くと、バイソンバギーに乗って去って行った。それを「はぁい! よ、ほっ」ワープでもしたのか? 突然現れた二口女が追い掛け、ロデオマルの肩に乗った!「あなたも大変ですね」バイソンバギーを止めるロデオマル。「文化の違う国に連れてこられた挙げ句、都合のいいように扱われて」睨むロデオマル。デカい。「ああ! 警戒は無用です。
     3に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 3

2015-06-08 23:08:20 | 日記
あなたにいい話があります」二口女は囁き出した。
「妖怪はどこでごさいやしょう?」キンジが二口女が発生した辺りに行くが当然いない。今回はジュッカラゲも放たれてなかった。近かったのか先に来ていたか講義の時と同じ格好の霞、風花、凪も待ちぼうけの様子だった。「私達が来る前に、どこかに消えたようです」霞から話を聞いていると忍装束の八雲と天晴も来た。「晦とかいう家老が現れて以来、奴等の行動が読めないな」八雲がそう言う中、近くの建物の屋上で正影は十六夜を促した。「そろそろよい頃じゃ、九兵衛」「九衛門でございまするッ。妖術、ガシャドクロ召喚の術!」十六夜は小槌でガシャドクロを1体召喚した。
「なんだ? 妖怪ってアイツだったのか?」見上げる天晴。「あれは」キンジは気付いた。ガシャドクロに眉毛が付いていた。「ワオッ! 眉毛付きのガシャドクロさんでございやすか?!」忍者スターバーガーのカメラで連写するキンジ。「コレクター魂に火が付きやすよ! 手裏剣チェンジッ!」嬉々としてスターニンジャーに変化するキンジ!「手裏剣忍法召喚の術! カモン!!」ロデオマルを呼び出そうとするキンジ。「お? あれ?」来ない。「ロデオマルのヤツ?」困惑するキンジ。ここで、「誰じゃ誰じゃ!」「それなら俺達に任せろ!!」天晴達は変化し、それぞれのオトモ忍に乗り、現れた!「手裏剣合体!」「シュリケンジン!!」オトモ忍はシュリケンジンに合体した!
「ハッ!」斬り掛かるシュリケンジン!「ロデオマルの奴、何やってるんでございやしょう?」キンジが忍者スターバーガーの調子が悪いのかと軽く叩いたりしていると、ビルの陰からロデオマルがのっそりと現れた!「はぁい! どうも失礼致しますね」キンジが驚いていると突然二口女が飛び降りて来た!「わたくし、二口女と申します」名刺を差し出す二口女。
  4に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 4

2015-06-08 23:08:09 | 日記
「一体これはどういうことでございやすかい?!」「ロデオマルさんとお話した結果、あなたと交渉させて頂くことになりました」「what?」「厳しい重労働(戦闘)を強制され、相応の報酬も待遇も全く無し! これ程劣悪な労働環境はあり得ません!!」「いや、そんなことは」「そこで! 私が代理人となり、待遇を改善する為、スターニンジャーさんとの話し合いを任されたのです」契約書に拇印を捺していたロデオマル!「ロデオマルがそんなこと言うなんて信じられやせん!!」二口女の肩を掴んで詰め寄るキンジ。「とにかく、アイツと話をさせて下さいやし!」変化を解いてしまうキンジ!
「ロデオマルさんとの交渉は全て私を通して行って下さい。私、ロデオマルさんの代理人ですから!」「そんな勝手に代理人と言われやしても!」「いいえ、これが契約書てすから」大きな契約書を見せる二口女。確かに拇印が捺されている! 指紋があったロデオマル!! 交戦中の天晴達も事態を了解してが、ガシャドクロに手こずっていると、不意にロデオマルが飛び掛かって殴って来た!「何すんのロデオマル!」抗議する風花。「スターニンジャーとも契約して、何かをさせるつもりかもしれんな」察する八雲。「ああッ! 八雲、霞。難しいことはお前らに任せるから、スターを助けに行け! ロデオマルは俺が止める!!」天晴は御輿席から立ち上がった。「了解です」「わかった!」霞と八雲はキンジの元に向かった!「でも、ガシャドクロはどうするの?」慌てる風花。「二人がシュリケンジンでなんとかしろ!」天晴はパオンマルとUFOマルの手裏剣を凪に渡し、「頼んだぞ!」シノビマルに乗ってロデオマル対策に飛び出して行った!
ガシャドクロに一発喰らうシノビマルの抜けたシュリケンジン!「とにかく、やるっきゃない! 手裏剣忍法召喚の術!!」パオンマルを呼び出す凪。
     5に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 5

2015-06-08 23:08:01 | 日記
「手裏剣パオン合体!」「行くよ!」凪は御輿席に付き、風花は一人で御輿を担いだ!
「そちらへどうぞ」二口女はテーブル付きの屋外休憩スペースのような所に腰掛け、キンジにも席に着くよう促した。大人しく座ってしまうキンジ。「交渉を始めましょう。ロデオマルさんを止めるには、この契約書に拇印をお願いします」二口女は蛇のような束ねた髪の一房を操り、『契約書』を差し出した。「一つ、甲スターニンジャーは妖怪に対し、ヒーハーを言わない。一つ甲が乙の写真を撮る際も、1枚までとする?!」契約書の内容に動揺するキンジ!「ああぁ、しかたねーでございやしょう」「御異存が無ければ拇印を」キンジは契約書をテーブルに置いた。「こちらを使い下さい」また髪で、青い朱肉? を差し出す二口女。青い朱肉? を親指に付け捺そうとするキンジ! 指を組んで見詰める二口女!「待った!!」変化を解き、忍装束になった八雲と霞が走って来た!「これ以上、無駄な拇印を捺すな!」「私達がスターさんの代理人となって交渉させて頂きます」「どういうことでございやしょう?」「あなたもロデオマルさん同様、口車に乗せられ易そうです」「いいでしょう!」立ち上がった二口女。「では交渉の場へ!!」二口女の眼鏡が光った!
気が付くと周囲は円卓の議場に変わっていた! 霞の格好もレディーススーツに眼鏡に変わっている。「霞姉、なんだその格好は?」戸惑う八雲。「手裏剣忍法、美人代理人の術です」席に着く霞。「美人? あらかじめ申しあげておきますが、この場所で戦闘はできない決まりとなっておりますから、こちらになります」髪でまた契約書を差し出す二口女。議場の窓からは天晴達の戦闘の様子が見える。「話し合いで勝つしかない訳か」席に着く八雲。「御家老様に認められる為、確実に勝利するのです。私、勝ちますから!」「勝てるんで
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手裏剣戦隊ニンニンジャー 6

2015-06-08 23:07:51 | 日記
ございやすでしょうか? 霞お嬢ちゃん?」「勝算はありません。でも、負けはしません!」霞は先程の二口女同様、指を組んだ。
ガシャドクロに押されるシュリケンジンパオーン。凪は御輿席から落とされ、風花も御輿の担ぎ棒にぶら下がる状態になった!「二人じゃやっぱりキツいよ!」「それじゃあこれでいこう!」カクレンジャー手裏剣を取り出す風花!「手裏剣忍法分身の術!!」シロニンジャー3体、キニンジャー2体に分身し、風花の1体が御輿席に着いた!「行け行けドンドンで行くよ!」UFOマルの手裏剣を使う御輿席の風花!「召喚の術!!」UFOマルは一発怪光線をガシャドクロに放ちつつ、シュリケンジンと合体した!「シュリケンジンUFO!!」「UFOマルランチャーッ!!」3連砲を連射するUFOマル!「行け行け風花、凪! ロデオマル、覚悟!!」天晴もロデオマルにシノビマルをけし掛けた!
議場空間で戦闘を見ているキンジ達。ロデオマルは自立機動でもやたら強く、シノビマルをぶっ飛ばしていた。「ロデオマル、なんてことを! もう見ていられやせん!! 拇印を!」キンジはいきなり青い朱肉? を付けて拇印を捺してしまった!「ううぅッ!!」一瞬苦しみ、意識を失うキンジ!「スターさん?」「拇印を捺すなと言ったろ!」キンジはすぐに意識を取り戻し立ち上がり、「ウワァアッ!」叫んで八雲に掴み掛かった! 契約書を確認する霞。「やはり、契約書に拇印を捺すと妖術に掛かってしまうようです。ロデオマルさんもそのせいで」「身代わりの術!」入れ代わってキンジの後ろに回り抑えに掛かる八雲!「二人を元に戻す為の新たな契約を結ばせて頂きます」二口女は髪でさらに契約書を差し出して来た!「御異存無ければ拇印を捺して下さい」腕を組む霞。
まだガシャドクロと戦っていた風花達!
     7に続く