「予想通り、ジョセフの血は馴染む!」上着を脱ぎ、髪を逆立て、化粧までしたように見えるDIO。さっきまではスタープラチナのラッシュにより体中に大穴が空き、異様に変形していたが、嘘のように傷が癒えていた。「くっ!」歯を食い縛る承太郎。「この肉体にしっくり馴染んでッ、今まで以上に回復できたぞ!!」力に満ちるDIO。「馴染んだ、実に馴染んだぞ!!」DIOは高笑いしながら、爪で頭と胸を流血するまで掻きむしった。傷付けた傍から再生する。
「この肉体は100年前のジョナサン・ジョースター、今吸ったのはその孫! ジョセフの血。そして、ここまで俺を逃がしてくれたのは承太郎、お前自身だ。ジョースターの血統というのは我が運命という路上に転がる犬の糞のように邪魔なモンだったが、最後の最後は! このDIOに利用されるのがジョースターの宿命だったようだ」嘲笑するDIO。承太郎は歩み寄り出した。「ジジイ」承太郎はDIOではなく倒れ、血まで抜かれたジョセフを見ていた。そのジョセフから煙のようなモノが立ち上ぼり始めた。
煙は中空でジョセフの形を取った。「ジジイ?」「これから、DIOが下にあるワシの体に何をしようと、逆上して冷静さを失ってはいけないぞ、承太郎。ワシのことはもう気にするな。なるべくしてなったことなんじゃ」「ジジイの魂、か?」「花京院はスタンドの謎を解いた。ワシはお前に伝えた。もし、皆が一緒に闘っていたなら、一気に我々は全滅していた。お前は時の中で少しは動けるようになっている。2秒か3秒か、その時間を大切に使え。DIOが何をしようと、決して怒ってはならん。お前の方から攻撃すれば、自分をまずいことに追い込むぞ? 承太郎」煙のようなジョセフが一瞬背を向けた為、少し焦った承太郎。「この旅行は実に楽しかったなぁ、色んなことがあった。
2に続く
「この肉体は100年前のジョナサン・ジョースター、今吸ったのはその孫! ジョセフの血。そして、ここまで俺を逃がしてくれたのは承太郎、お前自身だ。ジョースターの血統というのは我が運命という路上に転がる犬の糞のように邪魔なモンだったが、最後の最後は! このDIOに利用されるのがジョースターの宿命だったようだ」嘲笑するDIO。承太郎は歩み寄り出した。「ジジイ」承太郎はDIOではなく倒れ、血まで抜かれたジョセフを見ていた。そのジョセフから煙のようなモノが立ち上ぼり始めた。
煙は中空でジョセフの形を取った。「ジジイ?」「これから、DIOが下にあるワシの体に何をしようと、逆上して冷静さを失ってはいけないぞ、承太郎。ワシのことはもう気にするな。なるべくしてなったことなんじゃ」「ジジイの魂、か?」「花京院はスタンドの謎を解いた。ワシはお前に伝えた。もし、皆が一緒に闘っていたなら、一気に我々は全滅していた。お前は時の中で少しは動けるようになっている。2秒か3秒か、その時間を大切に使え。DIOが何をしようと、決して怒ってはならん。お前の方から攻撃すれば、自分をまずいことに追い込むぞ? 承太郎」煙のようなジョセフが一瞬背を向けた為、少し焦った承太郎。「この旅行は実に楽しかったなぁ、色んなことがあった。
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