車で行くにはちょっとタルイなぁ、と思っていた矢先に風邪をひいてしまったのだけれど、その後少し良くなってきたので、キャンセルせずにこれ幸いと電車で行くことにした。
でも、行き方がわからない・・。
路線検索しても、いまいちストンと落ちない経路ばかり、なんで?
元気だったら「えきねっと」で空席照会する気力もあるんだけんども、キーボードを叩くのも面倒なので、みどりの窓口でお兄さんに「伊豆急下田に行きたい」と丸投げ。
当日なので行きは踊り子号しか取れなかったけど、帰りはスーパービュー踊り子号をGET。
「かったりー」とかつぶやきながら、車窓から景色を眺めると大荒れでどうなることかと思いつつ、ウトウトしつつ。
でも下田に着いた時には嵐は一過でした。
計画段階ではまだ気力に勢いがあったので、電車でいくなら下田から宿まで歩いてみようか、などと妄想しましたが
無理。
送迎車、一般道ほぼノンストップで約20分。
帰宅難民じゃないんだから。
季節がら、新入社員だったら「無理」とか「できません」は禁句らしいけど、
違うから、いくらでも言っちゃうよ。
無理、無理、むり。
で、ここが玄関。
せまっ・・と思ったけど、このままじゃあ終わらなそうな雰囲気は・・・ある。
案内されて進んでいくと、囲炉裏端とか壺とか、民家風にアレンジされた宿で雰囲気をよく出していると思う。館内を見て歩くのが面白い。
無料で時間制限のない貸切風呂(露天付もある)が十個以上あって、スリッパが出てないところはどこでも勝手に入ってOK。どれも同じような造りといえばその通りだけど、微妙に変化もあって楽しいな。鍵を閉めて入ればお風呂が一人の世界になるし、そういうところをいくつも選んで入れるという、お風呂のテーマパークみたい。すっかりのぼせちゃったぜ。
でもお風呂の場所によってリンスインシャンプーだったり、高そうなシャンプーがおいてあったり、どう分けてるんだろう?
しかし湯量が豊富。源泉かけ流しだって。
足湯や
庭
大浴場は男女交代制。やはり女性が優遇されていて、宿に到着時は良い方が先。
ジャングル風呂っぽいけど、いいんじゃないですか?
脱衣所
休憩所で軽い飲み物とツマミを出してくれます。
泊まった部屋には五右衛門風呂というか、壺風呂というか、置いてあったので一応これにも入ってみた。
どっかのコメントに、足が伸ばせず寛げませんでした、みたいなことが書いてあったけど、どうかと思いますよ。壺じゃ足は伸ばせないでしょ、普通。大浴場か貸切風呂がいくらでもあるのに、不思議な人もいます。
部屋風呂で寛ぎたいなら事前にちょっと調べれば自分の希望する宿かどうかわかるのにね。
そとの景色も川沿いでなかなか。
全体的には、やはりテーマパーク。造った感はありますが、割り切って楽しめました。
民家を移築した部分もあるらしいですが、全部本物ならこのように要領よくまとまらないし、もっと小さいんじゃないですかね。
本物というのは、那須の北温泉をイメージして言ってますけど。
つまりここはお風呂のラーメン博物館や~、あるいはお風呂のドンキホーテや~、てなもんです。
けっこう印象に残ると思います。
そして翌日、伊豆急下田駅に送ってもらった自分らだけでした。
え?みんな車だったの?
ふーん、こっちの帰りは楽ちんスーパービューだぜい。