千の風になって

心は自由に羽ばたいて~

青鬼集落と大出公園

2010-10-10 | 旅行
白馬のつづき

白馬の二日目も雲が低く、白馬連峰は全く見えません。
     
     


八方尾根から八方池まで行きたかったのですが断念して、
「青鬼(あおに)集落」という山村を訪ねることにしました。

白馬村の東側を流れる姫川を渡って車がやっと通れる山道を行きます。
時々下を覗くと、断崖は深く、姫川は底の方に見えるか見えないかというほどのすごい渓谷でした。
その集落は、山間にひっそりと昔の山村風景を見せてくれていました。
             
「重要伝統建造物群保存地区」に選定されているそうです。
江戸時代から明治に建てられた14棟の建物が点在しています。
茅葺き屋根だったのが、諸事情で現在は鉄板被覆になっていて、趣がなく、ちょっと残念でした。









少し歩くと棚田が広がり、その向こうに北アルプスが見えると云うビューポイントに出ましたが、
アルプスはやっぱり雲に覆われ何も見えません。
雪を冠るアルプスが、田植えの水に映える季節だったらどんなにきれいでしょう
棚田は「日本棚田百選」に認定されているそうです。
  


稲の刈り入れの最中でしたが、まだ少し残っていて、写真に色を添えてくれました。
帰宅してからネットを見ていたら、同じようなところから撮った写真を見つけましたので、お借りしました。
こんな風に見えたら素敵ですね


午後はもう一つの絶景スポット「大出の吊り橋」へ行ってみました。
白馬のパンフレットなどによく使われるビューポイントだそうです。
あの雲の向こうに、白馬連峰が・・・と想像することにして~



   
    



‟春が素晴らしいですよ”と、「カミニート」のマスターが教えてくれました。
展望台のすぐ側、山の木立の中にある喫茶店「カミニート」で美味しいコーヒーをいただきました。
いつか又、ここへ来たいと思いました。


夕方薄暗くなってきましたが、和田野の森教会にあるフォトギャラリーの「菊池哲夫展」へすべりこみました。
どうしても見たかった「四季 白馬」の写真展でした
和田野の森教会は初めてでしたが、とても素敵!
森の中にある‟お菓子の家”みたいでとっても可愛い!




宿へ帰る頃から雨になり、夜中の強い雨が、翌朝もまだ残る中、早めに帰ることに・・・
途中の安曇野で、「北アルプス展望美術館」へ寄ってきました。

-私の安曇野、私の日本風景-「山下大五郎展」をやっていたからです。
山下氏は日本の原風景を求めて日本各地を旅したあと、安曇野の風景に魅了されて10年間通い続けたと云うだけあって、安曇野の四季がダイナミックに力強く描かれていて美しい絵が多く、強く惹かれました。
この美術館からの眺めは素晴らしいです・・・雨は上がったものの雲が立ち込めていましたが・・・



今回の旅行は、晴れていたらどんなに素敵な景色だったでしょう~~と思う処ばかりでしたが、
山ばかりでなく、白馬の新しい魅力を見つけることが出来て、とても印象的でした。

長々と旅の記録を見て下さって有難うございました。