田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

西武新宿線の急行が鈍行になってしまう街、井口資仁を生んだ街、田無に住んでるカオスな人が野球について語るブログ。

突然道が狭くなって

2009-03-13 23:43:00 | その他
大卒、5年ぶり悪化=高卒も採用手控え-就職内定率(時事通信) - goo ニュース

就職内定率が悪化している。

正直大変だと思う。
高校から大学入学の頃は人手不足、売り手市場と言われた時代。
それが急にこんな状況になるとは思っていなかっただろう。
まさに急転直下だ。

ただ、それを逆手にしていっその事就職をしないで1年ぐらい海外をふらふらと回ってきてもいいんじゃないかと思う。
1~2年経ったら、状況も少しは良くなっているかもしれないし。
また色々見て回った事で、見方が変わってチャレンジしたい方向が定まるかもしれないし。

そんな30代の複数回転職経験者の発想が「甘い」と一蹴されてしまうのは、日本の社会が未だに新卒信仰が強いせいだろう。
外資の金融系などは中途しか取らないと聞くが、それはあくまでも例外。
採用は新卒のみで、中途は採らない、採ったとしても例外的ケースという会社もまだ多い。
新卒しか採らないのは、まだ社会を知らない若者を自分の会社のカラーに洗脳させやすいからなんじゃないの?
とうがった見方もしてしまう。

沢木耕太郎は「天涯」の中で「日本の男性の不幸は、学校から就職先まで、ほとんど一切の回り道を経験しないまま追い立てられるようにして一本道を進んでいかざるを得ない事だ。その揚げ句、思いがけないところで道が閉ざされてしまうと、呆然と立ち尽くしてしまう」と記している。

回り道をすると途端に選択肢が狭まってしまう社会はおかしい。
そう思う自分は日本にベストマッチではないのだろうなと。
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