田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

西武新宿線の急行が鈍行になってしまう街、井口資仁を生んだ街、田無に住んでるカオスな人が野球について語るブログ。

ストをする自由

2009-03-14 22:55:23 | その他
日本では70年代末まで鉄道のストライキは年中行事だった。
ものごごろつくかつかないかぐらいの頃の話なので実際にストの影響を受けたことはないのだが、ニュースでシャッターが閉じた駅とこれ以上乗り切れないほどの人が乗った京成だったか、私鉄の電車が映し出されていたのはかすかに覚えている。

国鉄は1975年、ストをする権利を求めて「スト権スト」を8日間に渡って行なった。
これが国鉄の低迷に拍車をかけ、12年後の分割民営化につながったとする意見がある。
その意見が正しいかは別として、日本はストに対して冷ややかな国民性のように思える。

ストをする暇があれば黙って働けということか。
行動し、主張する権利を大事にするフランス辺りとは正反対だ。

昨日、TBSでストが行われた。
局アナが「本日はお休みです」のコメントだけで次々と出演を取りやめ、鈴木順アナなど、今ではテレビで見られなくなったベテランのアナウンサーがニュースを読み上げた。

これに対して、ネット上での意見は厳しい。
「高い給料もらっているのに」とか「この不景気にやるなんて」とか。

だが、自分の仕事に対して厳しい視線を持ち、違うと思ったら行動で示すことは不景気だからこそ尊重されることではないだろうか。
世間では表現方法としては忘れ去られ、そしてタブー扱いされているストライキという行動を思い出させてくれたTBS社員の行動を評価したい。

TBS社員がストライキしてもお目当ての局アナが見られなかった一部の人以外には全くの影響がなかったからでもあるが(笑)
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