田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

西武新宿線の急行が鈍行になってしまう街、井口資仁を生んだ街、田無に住んでるカオスな人が野球について語るブログ。

158試合の果てに

2007-11-12 00:11:00 | 野球
日本代表、大会3連覇 中日優勝しアジア王者に(共同通信) - goo ニュース

ペナントレース144試合、クライマックスシリーズ5試合、日本シリーズ5試合、そしてアジアシリーズ4試合。
しめて158試合目。
3月末からの長い長い道のりの果てに手に入れたのは、アジア最強クラブチームの称号。

制球の定まらない先発山井からワイバーンズが初回に2点先制。
しかしドラゴンズは直後の2回表、井上のソロで1点差。
5回にはテンポが単調になってきたワイバーンズ先発レイボーンから藤井がタイムリーを放ち同点、その後荒木の内野ゴロで逆転、6回にはイビョンギュの2ランで5-2。
その裏にはキムジェヒョンのソロで2点差に迫られたものの、このままドラゴンズが勝つのでは。
そんな空気が支配し始めた8回裏。

2アウト1塁、イジンヨンが2番手岡本のスライダーをライトスタンドに運び5-5の同点。
凍りつくライトスタンド、そして「テーハミンググ」コールで沸き返る3塁側。
3番手鈴木にスイッチし、何とか同点どまりに抑えたものの、このまま延長戦までいったらどんなレギュレーションで勝者は決まるのか。
そんなことを考えていたら9回表、ドラゴンズが鮮やかな足攻で1点を奪っていった。

上田のフォアボール→藤井の送りバント→井端のタイムリー。
拙攻はあれど、一発攻勢から機動力野球まで多彩な野球が出来るドラゴンズ。
9回裏は岩瀬が抑え、昨年に続き1点差ながらも日本代表が3年連続でアジアチャンプに輝いた。
これは数々の修羅場をくぐり抜けた勝負強さの違い、一つ一つのプレーに対する認識の違いから来るのだろうか。



53年ぶりの日本一で満足してしまったのか、「罰ゲーム」「やりたくない」なんて声までドラゴンズファンの中から聞こえていた今年のアジアシリーズ。
しかし終わってみてどうだろう。

アジアシリーズ最強の難敵と言えたワイバーンズの強さもさることながら、野球を通じて異国の文化に触れたこと、そして他のチームがとっくにストーブリーグに突入している中、11月の中旬まで好きなチームの応援が出来たこと。
この上ない幸せと感じた人も多かったのではないだろうか。
力のこもったライトスタンドの大声援を見ていた他チームファンの目からはそう見える。

そしてこの大会は、やはり今年は名古屋でやるべきだったのではないかと。
来年は福岡で、できたらいいけどね・・・
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