東京はいい天気だが、金融が大変な事になってる。日経平均が一時３０００円近く下がった。ダウも２０００ドル位下がった。ロンドンも上海もドイツも世界で大幅な株安が起きた。世界の金融、経済が一人の男によって破壊されている。その男の名前はドナルドトランプだ。トランプが打ち出した関税政策は衝撃的だ。日本も２５％の関税をかけられた。輸出企業にとっては商売にならないと、思わせる内容だ。特に自動車産業は大きな痛手を受ける。トヨタ、日産、ホンダ、スバルなどの自動車屋はすごい不安であろう。部品にまで関税をかけられる。アメリカの消費者が２５％も高くなった日本車を買ってくれるかだ。車だけの話ではない。日本からはみかん、ブリ、お茶、その他多くの商品がアメリカに輸出されている。みんな関税がかけられるのだ。売れなくなって倒産企業が出てくるかもしれない。世界中でアメリカに対して報復関税をかけ始めている。関税戦争とも言っていい状況だ。日本の石破総理は報復関税をかけないと表明した。かけたくてもかけられない。アメリカからは農産物の輸入が多い。トウモロコシ、麦、大豆、牛肉に報復関税を掛けたら、日本の家畜生産は壊滅してしまうだろう。今でも家畜に食べさせる穀物価格は高い。輸入穀物に関税を２５％もかけたら馬鹿高い餌代になる。卵一個１００円になったらほとんどの人は買わない。牛乳L４００円にもなったらほとんどの人は買わない。石破総理はワシントンに行って、直接トランプに関税を下げてくれるように交渉するそうだ。日本だけ特別待遇されないであろう。甘い未通しだ。北海道くれたら下げてもいいと言われるかもしれない。トランプはただで応じる事はない。見返りを求める。世界では衝撃的な事が起きているのだ。多くの日本人はいつものように食い物と芸能に夢中だ。株なんか安くなっても持ってない人には関係ない話なのだ。間接的には多くの人に大きな影響があるのだ。トランプが考え方を変える可能性はほとんどない。大不況が起きるかもしれない。世界が信用収縮を起こし始めている。資金繰りに苦しくなった企業が、ばたばたと倒産しはじめるかもしれない。コロナの悪夢から覚めて良くなった世界経済がまたあぶなかしくなる。あちこちで戦争が起きるかもしれない。今も戦争だらけだ。誰かがトランプの暴走を止めないと、世界はがれきの山に埋まる事になるぞ。ノウ天気な日本人でも、失業者があふれ、今も高いコメが５ｋｇ１万円にもなったらあわてるだろう。何が起きるかわからない不安が世界を包む。私はかなり楽天的人間だが、半年後に日本はどうなってるのだ。世界はどうなってるのだ。なるようにしかならない。先の先を考えてもしょうがない。今日三食、食べれて暖かいベットで眠れればいい。多くを望まない。