選挙の効果

総選挙の意味

多文化共生 バリケイト伊東

2024-03-02 12:43:02 | 政治
 群馬県の大泉町で国籍条項を撤廃して、2025年から外国籍の職員を採用する事になった。群馬、大泉町と言えば、ブラジル人が町人口の20%もいる町だ。その他の外国人もいる。外国人を町の職員に採用するのは、時代の要請だ。町の住人として町を支えている存在だ。外国人を行政に参加させるのに私は賛成だ。しかし、町や県には抗議の抗議が600件も寄せられているそうだ。ネットにもグタグタと誹謗中傷のコメントを書いているのでしょう。賛成意見も少数寄せられている。外国人に町が乗っ取られるとか、スパイされ機密情報が盗まれるとかの懸念だ。群馬は保守王国だ。革新的な政治改革をやる事に批判が殺到するのは当然だろう。意外な事だが、あの強制労働で虐待死された朝鮮人労働者の追悼碑を撤去させた山本群馬県知事も外国人採用に賛成だそうだ。多文化共生の時代になりつつあるのに、日本人だけで国を作っていくのは、無理があるのかもしれない。なにしろ、日本列島から急速に人がいなくなっている。子供が生まれない国なのだ。若者がいない。公務員の応募者もいなくなっている。どの業界でも労働力不足だ。国内に住む外国人でも労働力として採用していくしかないであろう。国境が海で閉鎖的な日本では、外国人を公務員として採用する事は、心の壁を壊すような事態だ。良しと見る人もいれば、良くないと見る人もいる。どちらかと言えば良くないと考えている人のほうが多いのではないか。日本では多文化共生は始まったばかりだ。外国人の公務員採用はいろいろ軋轢を生むかもしれないが、健全な方法で発達させてゆく道を探すべきだ。外国人を敵視するなんて時代遅れだ。同じ人間でしょう。