社会学者の宮台さんを襲った男が公開手配された。防犯カメラに顔が写ってる。身長が１８０～１９０ｃｍと日本人の割には大きい。あせる事もなく歩く様は人をナイフで何度も刺した人間に見えない。宮台さんは、男をまったく知らないと言ってる。個人的恨みというより宮台さんの政治的考え方に反感を持った男が犯行をしたようだ。断定はできないが、政治テロの匂いがする。政治的な考え方が自分と違うからと言って、殺ろそうとするのは短絡すぎる。政治活性の低い日本でも政治テロが起きる。先日にも朝鮮学校に放火した男に執行猶予のついた有罪判決が出た。これもヘイトクライムだ。政治テロだ。安倍を暗殺した山上容疑者も動機は政治的テロだ。政治テロの背景には、大きな政治的不満のマグマが存在している。たまたま孤独な一匹オオカミが犯行を行ったように見えるが、その背後には、政治的不満を抱いてる多くの人間がいる。実際に殺しに走るのは、ほんの一部だが、甘く見ないほうがいい。歴史を変える暗殺だってあるのだから。ケネディの暗殺やリンカーンの暗殺は、後のアメリカの歴史を大きく変えた。日本でも、歴史を変えるほどの政治テロは起きてる。織田信長は、明智光秀に暗殺された。織田が暗殺されなければ後の日本の歴史は大きく変わっていただろう。坂本竜馬も暗殺された。坂本が生き延びていれば、明治の歴史は大きく変わっていただろう。犯人には、支援者がいるかもしれない。犯行はひとりでも、資金や逃亡場所を提供している人間がいるかもしれない。公開捜査になって、犯人に関する情報が多く集まってくるだろう。たぶん犯人は、近い内に逮捕される。次の犯行があるかもしれない。早く逮捕するのが、犯行を阻止する事になる。