選挙の効果

総選挙の意味

若者の孤独 バリケイト伊東

2021-06-19 12:29:57 | 政治

 東京は梅雨らしく雨だ。コロナは変わらず日常だ。日本での感染者0なんて、いつなのだ。オリンピックは、開催で決定だ。観客も入れる。1万人か、5000人か、そんなところだ。尾身会長の無観客提案は無視された。コロナさえなければ今頃、日本はオリンピックで盛り上がっていただろう。コロナだろうと、なかろうと人間の心は微妙に揺れ動く。特に若者が問題だ。現代日本の若者の心は、病的に繊細でガラス細工のように壊れやすい。コロナが孤独を作りだす。大学に入学したところで授業は、オンラインでは、学生間の交流もない。サークル活動もない、新人歓迎会もなしでは、出会いがない。親元を離れてる学生では、部屋にこもり孤独になりがちだ。フェイスブックだとかネットでの交流はあるが、肌接触のある付き合いを若者は求めてる。人は孤独、孤立を避けがちだが、ひきこもり人間にとっては、孤独は自分を守るための殻だ。人との接触を避けてれば、傷つけられない。しかし、多くのひきこもり人間は、家族のつながりはある。家族が生活を支えてる事が多い。完全な孤独ではない。親が保証人になれる。虐待や育児放棄で親がいない子供は、施設で育てられる事が多いが、孤独を感じる事が多いのではないか。親の愛ほど強い愛を受けられるのだろうか。親ほど頼れる人間はいない。家を借りる時に親族の保証人を得られない、就職の時に施設で育ったと、書かねばならないのはつらいものがある。孤独を感じるだろう。いじめを受けてる子供も孤独を感じるだろう。一人ぽっちの寂しさに苦しめられる。若者だけが孤独に苦しめられるのではない。高齢者だって孤独を感じる時がある。一人暮らしの高齢者の孤独は、深刻だ。病気になっても治療も受けられず、亡くなってゆく高齢者がいる。側に誰かがいれば助けられたのだ。孤独は、金持ちでも、権力ある者でも感じる。人間なら誰でも一度は孤独を人生の途上で享受する。問題はいかに克服するかだ。孤独は個人的問題だ。本人で解決したらいいでは、現代の孤独は解決しない。個人での自助ばかりを期待するのは、無理がある。イギリスのように孤独担当大臣を設立して、公助を強く推進したらいい。孤独は社会的病理なのだ。精神の病という感覚で社会が、国が取り組まなければいけない。私の記事を読んでる人にも、孤独感で苦しんでる人がいるかもしれない。寂しい、寂しいと苦しんでるだけでは、解決しない。信頼できる人に話す事はいい。孤独の原因をまず探し出す事だ。同じ境遇の人間なら、共感を得やすい。今では、いろいろと相談できる機関がある。相談すべきだ。冷たい人間ばかりではない。やさしい人間もたくさんいる。日本では、孤独大臣なんていう発想がない。イギリスだって、大声で孤独な人を助けますとは言えない。プライバシー尊重の国だから。人の内面に入られる事を嫌う。孤独に静かに寄り添ってくれる人を探す事だ。孤独な人は、孤独な人に寄り添う事だ。日本には、膨大の量の孤独者が真っ暗な海をおぼれながら漂流している。国、政府は彼らを助け出さなければいけない。見捨てるような事をしてはいけない。