選挙の効果

総選挙の意味

終わりのない戦い  バリケイト伊東

2019-03-11 07:24:58 | 社会
  また、3月11日を迎えた。今日は、日本人にとって永遠に忘れてはいけない日だ。2011年の3月11日に宮城県沖で起きた大地震は、津波を引き起こし東北、北関東に大災害をもたらした。死者、行方不明者は約2万人ばかりだ。歴史的惨事は、被害のなかった地方の人々も不安と恐怖におとしいれた。加えて、津波は原子力発電所の爆発事故も引き起こした。放射能被爆も人々を恐怖におとしいれた。あの時の混乱と不安は、日本人の心に未だに重くのしかかってるのだ。被災地では心を病む者が多い。先が見えない不安、生活再建できない苛立ち、家族を失った喪失感が被災者の心を不安定にさせてるのだ。被災地以外の日本人の心もズタズタに傷ついてる。不安が重く多くの日本人の心を支配している。慢性的に多くの日本人の心は被災者と変わりない。幸福感のとぼしい日本人が多い。自然災害があってもなくても、日本人は漠然とした不安を抱えてる。日本列島には多くの潜在的な自然災害がひそんでる。南海トラフ地震のようなウルトラ被害をもたらすような地震や、東京直下型地震、茨城県沖での地震、巨大台風、火山噴火、日本海での津波、沖縄から北海道まで日本に安全なところなどないのだ。安全神話など作ってはいけない。神戸は地震がないところと言われながら、大地震は起きた。原発は絶対事故を起こさないと、日本政府は言い続けてきた。しかし、放射能を大量に広範囲にまき散らす事故は起きた。安全神話は支配者側、利益を得たい人間、組織の虚構の作り話なのだ。だまされてはいけない。原発の安全神話など典型的な例だ。3月11日は東日本大地震の起きた日と永遠に記憶されなければいけないが、同時に自然に対しての敬意と恐怖を喚起する日にしなければならない。今日は日本各地で追悼の儀式が行われる。歌を歌ったり、僧侶の法要、避難訓練などが行われる。その最中にも自然災害が起きるかもしれないのだ。自然は人間の思い、願いなど無視してあり続けるのだ。人間が思い通りに自然をコントロールする事などできないのだ。今日を永遠に忘れないために、3月11日を休日にしてはいかがなものか。東日本大地震の日として、国民の記憶記念日にしてはいかがなものか。人は忘却の動物なのだ。100年後には、東日本大震災も日本人の多くは忘れてしまってるだろう。だからこそ、記念日として記憶にとどめるのだ。亡くなられた人々よ、天国で安らかにお休みなさい。行方不明者の方も、なにかしらの生きた証が見つかる事を願います。自然災害にともなう原発事故のような人災もなくなるように願います。