すっごいいい本。
珍しく私が数日かけて読んでいる。ほとんどの本は1日で読み終わるけど。
5年くらい前に流行った「反知性主義」。
家庭連合問題の、反家庭連合の鈴木エイト・紀藤正樹両氏の姿勢を見ると、なんだか「反知性主義」的だなと思って、その「反知性主義」をゼロから勉強している。
い、いい!
この『反知性主義』って本が。
森本あんりさんは、字面とは異なり、シニアの男性。アメリカ滞在が長く、神学者、ICU名誉教授、今は東京女子大学長。
「アメリカのキリスト教」をゼロから教えてくれる。
反知性主義って、アメリカのキリスト教と繋がっている。ないしはそこに淵源がある。
どころか、2000年前の、「パリサイ人に対するイエス・キリストの反発」から繋がっているんですって。
高校生時代、世界史で「ジャクソニアン・デモクラシー」って学んだ。第7代大統領のアンドリュー・ジャクソン。20ドル紙幣の顔。
最後の独立戦争の闘士。彼が展開した1828年の大統領選挙戦って、トランプそっくり、、、
ってか、ジャクソンって、トランプそっくりなところがある、反知性主義なところが。
200年前から、アメリカ大衆は、素朴で、学の余りない、大衆的な大統領を選んできた。ジャクソンに始まり。これが反知性主義の始まり。
2000年の大統領選で、ゴアにブッシュが勝ったのも、このジャクソニアン・デモクラシーというか、反知性主義。
2016年の大統領選で、ヒラリーにトランプが勝ったのも、このジャクソニアン・デモクラシーというか、反知性主義。
アメリカ政治を知るには、このアンドリュー・ジャクソンに始まったジャクソニアン・デモクラシーの理解が不可欠だと知りました。
家庭連合のメディア・世論対策にも、この「反知性主義への対処」がヒントになる、、、 大衆は「分かりやすさ」「善悪二分論」を求めますから、、、