宮沢賢治の妹、トシ。
賢治の詩作に大きな影響を与えた。
どころか、「永訣の朝」という、トシの死を悼んだ詩がある。
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けふのうちに
とほくへいつてしまふわたくしのいもうとよ
(中略)
とほくへいつてしまふわたくしのいもうとよ
(中略)
ああとし子
死ぬといふいまごろになつて
わたくしをいつしやうあかるくするために
こんなさつぱりした雪のひとわんを
おまへはわたくしにたのんだのだ
ありがたうわたくしのけなげないもうとよ
わたくしもまつすぐにすすんでいくから
死ぬといふいまごろになつて
わたくしをいつしやうあかるくするために
こんなさつぱりした雪のひとわんを
おまへはわたくしにたのんだのだ
ありがたうわたくしのけなげないもうとよ
わたくしもまつすぐにすすんでいくから
(中略)
もうけふおまへはわかれてしまふ
賢治の信仰。トシの信仰。
興味ある。
スウェーデンボルグ研究の第一人者の、瀬上正仁さんから、この本を勧められたので、買って読みます。