アメリカの「ロイヤル・ファミリー」ケネディ家の栄光と転落は、改めてまとめると、本当にジェットコースター。
■ ジョセフ(JFKの父)
インサイダー取引、禁酒法下の密売などの覇道でボロ儲け。ロックフェラーに並ぶ大富豪に。1000億円級の資産家。グロリア・スワンソンとも浮名を流した。
政治に色気を出して英国大使のポストを買うも、親ナチのためにポシャって、大統領の夢は息子に託す。
■ JFK
親ジョセフの金で卒論をリライトしてもらって出版。ジョセフが政治家を買収したお陰で大統領に。マリリン・モンローとも肉体関係があった。
でも1963年に暗殺。
■ ロバート・ケネディ
JFK政権で司法長官。マリリン・モンローとやはり男女関係あり。1968年に大統領選中に暗殺。
■ エドワード・ケネディ(三男)
兄2人の後を追う大統領候補と目されたが、プレッシャーで酒に溺れた。1969年に、飲酒運転して同乗者を死なせたチャパキディック事件を起こした。それで1972年の大統領選は断念。以後は民主党の重鎮。2009年没。
■ JFKの長男
ジョン・ジュニア、通称ジョンジョン。ハンサムだった。1999年に自家用機で墜落死。
■ ロバート・ケネディの子
次男:1994年、薬物過剰摂取で死亡
三男:1997年、スキーで滑走中に事故死
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かように、ジョセフが天下を睥睨していた1940年ころから、わずか60年くらいで、奈落の底に。
覇道は二代60年しか続かない。
王道を歩まねば。
ジョセフの覇道が、二代下(孫世代)の薬物過剰摂取などに影響を及ぼした。
私はそう解釈している。