波多野精一は新保祐司が高く評価している。
筑駒から東大、その後京大名誉教授、玉川大学第2代学長。
こちら (いい顔をしている)
西田幾多郎と並ぶ京都学派の2巨頭。
漱石の名文『ケーベル先生の告別』で有名なケーベル先生が、波多野の猛勉強を見て「オレの弟子は波多野だけだ、外にはニヒツ(無い)」と言った。
三木清を弟子とした。世間に受けて人気になった三木を見て「学者は雑文を書くな」と。三木が今でも残る岩波文庫の「読書子に寄す」を書いた(岩波茂雄名義だけどドラフトは三木)ことなどを、苦々しく思っていた。