相手方の本もきっちり読んでいろいろ検証する。
それが私のプロフェッショナリズム。
この本を見ると、統一教会(家庭連合)を辞めた人が、信者であった当時を振り返るのに、唐突に、
完全に洗脳されていた私は、、、
って書き出すのには唖然とした。呆れた。
その「洗脳」に至る経緯を何も書いていないのに、、、
なんで「洗脳されていた」ってそう簡単に認定できるのか。どうしてそう断定できるのか。
どうして他責できるのか。どうして自責できないのか。
こういう反対尋問に耐えられるくらいでなければ、「洗脳された」「マインド・コントロールされていた」っていう人は、下品に、セコく、卑しく、さもしく、他責しているだけ。
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アメリカとか欧州で、世界中で、洗脳とかマインド・コントロールは、科学的ではない「エセ科学」として、学会でも、裁判でも、完全に否定されています。
それなのに、「完全に洗脳されていた」とか書かれちゃうと、あれ、妄想的な方? って思ってしまいます。
簡単に他責する人を、人は信用しません。
自責と他責の間で揺れながら、人は悩み、苦しみ、もがいています。
その悩みとか苦しみとかもがきを見せずに、簡単に、「私は完全に洗脳されていました」っていう人は、誰にも、信用されません。
イタいモンスタークレイマーですね、と思われるのが関の山です。
本書からは、その悩みや苦しみやもがきが見受けられなかった。
星一つとさせていただきました。