goo blog サービス終了のお知らせ 

川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

タゴール → 渋沢栄一 → 宮沢トシ → 宮沢賢治

2025年06月14日 | 歴史
渋沢栄一が歓迎したタゴールの宇宙意志(Universal Spirit)が、宮沢賢治の妹トシを通じて宮沢賢治に繋がっている。

タゴール→渋沢栄一→宮澤トシ→宮沢賢治とつながり、このつながりが「銀河鉄道の夜」などの賢治作品に結実している。

以下はGemini解説。

渋沢栄一が歓迎したタゴールの「宇宙意志(Universal Spirit)」の思想が、宮沢賢治の妹トシを通じて宮沢賢治に繋がっているという見方は、非常に興味深く、多くの研究者によって指摘されている思想的な連環です。

1. **渋沢栄一とタゴール:**

タゴールは1916年(大正5年)に日本を訪れ、その際に「宇宙意志」や「普遍的宗教」といった東洋の精神的価値を説きました。渋沢栄一は、タゴールの思想に共鳴し、彼の来日を歓迎しました。渋沢は、西洋の物質主義に対抗しうる東洋の精神性を重視しており、タゴールの思想はまさにその理念と合致するものでした。


2. **トシとタゴールの思想:**

宮沢賢治の妹トシは、タゴールが来日した時期に**日本女子大学校**に在学していました。日本女子大学校の創立者である成瀬仁蔵は、普遍的な思想や宗教間の調和を重視しており、タゴールの思想が学内で紹介される土壌がありました。トシは、この教育環境を通じてタゴールの「宇宙意志」に通じる普遍的な思想に触れ、深く影響を受けたとされています。彼女の信仰や世界観は、この時期に形成されたと考えられます。

3. **トシから賢治への影響:**

宮沢賢治は、妹トシを深く敬愛し、彼女の思想や信仰に強い影響を受けていました。トシが日本女子大学校で学んだこと、特にタゴールの普遍思想は、兄である賢治にも伝えられたと考えられます。賢治の作品に繰り返し現れる「万物との共感」「自己犠牲」「普遍的な幸福」といったテーマは、タゴールの思想と深く響き合うものです。
特にトシの死後、賢治は「銀河鉄道の夜」をはじめとする多くの作品で、死後の世界や宇宙の真理、そして生きとし生けるもの全ての幸福を追求する「宇宙意志」のような概念を深く探求しました。これは、トシが生前に抱いていた思想や、彼女が触れたタゴールの普遍思想が、賢治の創作活動に強く作用した結果だと解釈されています。


このように、渋沢栄一がタゴールを歓迎し、その思想が日本に広まる中で、宮沢トシがその思想を受け止め、さらにそれが賢治へと継承されて、彼の独特な「宇宙意志」の表現に繋がっていったという、まさに「思想のリレー」が感じられます。

____________

だから何だというわけではありませんが、タゴール恐るべし。

伊達にアジアで最初のノーベル賞を獲ったわけではありませんね、、、
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 宮沢賢治が自らの中に意識し... | トップ | ユダヤ人虐殺を見過ごした人たち »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

歴史」カテゴリの最新記事