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最高裁老婦人念書公序良俗違反事件 -3行の重み

2024年07月14日 | 法律・海外法務
先日、最高裁が、家庭連合老婦人が書いた、公証役場で認証を得た「念書」を公序良俗違反とした。

その「念書」の3段落目には、こう書かれている。

私の寄付等について必ずしも快く思わない私の親族らや相続人らが、後日無用の紛争を起こすことがなきよう、私の意思をここに明らかにする

最高裁は、この老婦人が、必死に、懸命に書いたこの3行を無にしたんですね。

これは信仰の蹂躙に等しい。


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1 コメント

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涙が出てきます (プームチャイ)
2024-07-14 11:14:03
中山先生
ありがとうございます。
涙が出てきます。

統一教会の誤った部分は正すべきと主張する私ですが、
この献金をされた婦人の、
この3行の言葉には偽りはないと思います。
教会で一生懸命献金をしてきた人には分かります。

まして、公証人に確認まで受けているのであれば

今回の最高裁の判決、
一審、二審の判断(マスコミ報道)で、
国民の司法への不信が広がらないように対処したのでは
と勘繰るのは私だけでしょうか。
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