川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

管理職の疲弊は官僚組織が最悪

2024年07月27日 | 社会・時事など
日本では、いやおそらく世界でも、管理職は疲弊している。

上からは、やれ、数字上げろ、とのプレッシャー。
それを下に命ずると「パワハラだ」と言われ、、、
仕方がないから自分でやる。

弁護士のみならず、検事・裁判官もそう。
そう、特捜部の友人弁護士が言っていた。

刑事事件だって、若手の左陪席が働かないから、部長(ボス)が判決書いている、、、
これじゃあ裁判官の教育上良くないですよ、日本の司法のレベルが下がりますよ、とその特捜部の検事。

そんな「管理職の疲弊」は、どの業界でもある。
でも、一番疲弊しているのは、官僚。

なぜか。

代わりがいないから。

退職されると、代わりに転職してくれる人がいない、、、 検事裁判官だと司法試験通っていなければなれない。キャリア官僚だと、国家公務員試験に受かっていないとダメ、、、

だから、官僚組織では、管理職は、部下が辞めないことに「戦々恐々」としている。

代わりがいない。

これがポイント。これを、先日会食した大手の弁護士が「ラテラルがいない」って表現していました。

「ラテラル」(横の、側面の、水平の)をそういう文脈(Alternativeって意味)で使うのね。この用法はググっても出てきません。
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