川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

プノンペン・レポート

2016年07月08日 | 旅行記

観光に来ているわけではありません、仕事です。取り急ぎ、ウラを取っていない、現地の人からのローカル情報をお届けします。

▪️ 総論
街中スローモーション! 走る車、バイクがみな40キロ以下!
これは今までのどこの国でもなかった。人々がゆったりしているってことか

▪️ 気候
5-10月の6ヶ月、一年の半分が雨季。そのうち最初の3ヶ月が雨多いとか

一番暑いのは4月。今年は記録的な42度! 温暖化はここにも

▪️ 人
都市部の70%くらいの人は英語をしゃべる

トゥクトゥク(カンボジアではRemork. 木製の肘掛けというか横枠が特徴)ドライバーから弁護士まで、みんな親日で(半分お世辞だろうが)「日本が一番」だという

身長は、日本人よりやや低いか。180センチある男性は見かけない
ただ、フィリピンの田舎やペルーで感じたような、「身長低い!」と驚きを覚えるほどではない

▪️ 通貨
USドルしか用意する必要はないです、数日の滞在なら
私も現地通貨は一切用意しませんでした

▪️ ホテル
一万円ちょっとでいいホテル泊まれる。もちろんWi-Fiつながる
ベトナムよりWi-Fiつながる印象

▪️ 通信
日本語とは時差2時間。

空港でもログインすれば無料Wi-Fi使える
もうどこの空港でもデファクトですね、すぐWi-Fiが使えるのは

▪️ 料理
2日限りの滞在だったからか、特段のローカルフードには遭遇せず… ASEANにある他国の料理(シンガポールチキンライスとかナシゴレンとか)が「ローカルフードだ」と店員が言う…

▪️ 物価
プノンペンの人々の平均月収は150ドルくらい

日本人が住むようなコンドでも、100 平米で600-1000ドル
67平米で200ドルってところに住んでいる人もいる
ベトナムやヤンゴンのようにインフレ化してない! 安い!

私の友人弁護士の時間制報酬:USD250ー300くらい
国際弁護士としてはreasonable

▪️ 言葉
「スースダイ」= ハロー
「チヨムリツプスー」= how do you do
「アーコン」=サンキュー

▪️ 交通
8ー9割が日本車。右側通行、左ハンドル
レクサスが多く最高級車。メルセデスあるって聞いていたけどほとんどない。ポルシェがあった
ボロイ車がなかった。中古車輸入規制があるのか?

空港からのタクシーでも、メーターない
「いくら?」と聞いても答えない。英語が通じないよう
メチャ不安になるけど、まあこの国の物価水準なら、多少ボラれても大したことないかなとタカを括る(ある場所に寄ってからホテルに行くこともあり、事前に交渉はしなかった。英語通じないので面倒くさいというのもあった。最終的に筆談で交渉した)

歩道にあたるところが舗装されてない、ダッカよりもどこよりも!
歩道部分で下水工事しているところ多し
だから車が通るのは狭い一車線の幅しかないところが多い
だから臭いがキツいところもある
でもダッカの一部ほどの臭いではなかった。人口密度のせいだろうか

渋滞は、今後はひどくなりそう
経済成長(都市部への人口流入。現在のプノンペンの人口200万人)に、下水工事が追いつかない印象

バイク多い。ベトナムほどではない
バイクは、ノーヘルの人多い。3ー4割くらいか。今まで見た世界中の都市で一番ノーヘル率高いかも?

基本的に移動はタクシーかトゥクトゥクかバイクタクシーか
公共交通機関(地下鉄、バス)たぶんなし

明らかに?中学生と思われるスクールボーイが、バイクを運転している。聞けば「(150cc以下の)バイクの運転には免許不要になった」って…

あ、警察も、ノーヘルでバイク乗ってました。そんな国あるんだ…

ベトナムで見なかった自転車が多少走ってる。経済レベル低いからバイク買う余裕ない人かな…

▪️ 政治
カンボジア、ラオス、ベトナムの3カ国を「Indo China」(インドチャイナ、日本語ではインドシナだね)と呼んでいる
この3国は、ベトナム(大乗仏教、カンボジアは小乗だけど)の影響がとても強い!
ラオスに至っては、ベトナム人が帰化して高官になっているとか

タイとは、同じ小乗仏教のくせに、国境紛争あること(や歴史的敵対関係?)もあり、仲良くない
タイ人は、カンボジア人を下に見て軽蔑するようなところがある

現在の与党は30年くらい?もっと?政権握ってる
司法制度(賄賂やスキャンダルを理由とした訴訟とか)を使って、野党を攻撃している

来年の2017年に commune(地方?)選挙があり、再来年の2018年には総選挙がある
前回の2013年の選挙では、それまで80%くらいの議席を持っていた与党が、22席落として、90→68議席に減らした。野党が55席
だから2018選挙では与野党逆転か?

若い世代は、野党寄り。与党がベトナムべったりなのを批判的に見ている

一方、年寄り世代は、内戦(1967ー75)およびその後のベトナムとの戦争(1989)までのクメール・ルージュ(ポル・ポト)の虐殺が悪夢ないし「トラウマ」となっている

現首相も、あろうことか、毎日のように、「(政府の意見に反対すると)内戦になるぞ」と国民を脅している

上の世代は戦争のトラウマからその脅しに怯えているものの、戦争を知らない若い世代にはあまりその脅しが効いていない

▪️ 教育
ASEANが自由化するから、国際化しないと競争力を失うという危機感がある。ライバルが海外からカンボジア国内に入ってくる!
だから余裕のある家庭は、子供の教育にお金をかける

公立小学校のレベルは低いから、余裕ある世帯は、私立学校に行かせる
私立学校はインターナショナルスクールのようなもの

私立学校の学費は、年間で5000ドルも…
アメリカでも2000とか3000ドルなのに…

教育では読書を奨励しない。これはポルポトの影響とかではなく、伝統的に、教育熱心ではないということ

▪️ カンボジア進出法務
最大の問題はワイロかな…とローカル弁護士もいう

(1)汚職
Tea Moneyという言葉を使うのかと聞いたら、Under the Table / Service Money / Facilitation Paymentの方が使うかもだって

(2)ガバナンス
株主総会特別決議は、他のASEANとは異なり、日本のように、3分の2

ビックリしたのは、不文律で、「不動産と株の売買には、株主全員の同意が要求される」ってこと! こんなの世界中にないよ!

理論的には、1%株主でも、会社の不動産と株の売買に、拒否権を握るってこと。。恐ろしい…

(3)労務
外国人1人あたり、ローカルカンボジア人を10人雇わなきゃいけないって建前になっているけど、カンボジア人2人とかでも、許してもらえる。法と実務の乖離の例

(4) 競争法
なし。スリランカ同様ですね
WTOに加盟した2003年から、競争法を制定しなきゃいけないことになっているので、 ドラフト中。もう13年も経っているけどね…

(5)その他日本の影響
2007年に制定されて、2011年末に施行された民法は、日本の民法を大きく参考にしている
日本からJICA経由でカンボジア法務省で法整備支援で今も働いている島貫マサオ弁護士の助力などによる

(6)進出コスト
ASEANはどこでも、会社設立に50万円くらいみとけばいいです。ベトナムはその倍くらいかかりますが
で、カンボジアは?と聞いたら(アメリカ系の法律事務所では50万円くらいの見積もりをもらった記憶あり)、私の友人弁護士は、3500ドル、しかも、No hidden costで、かつ、1週間で会社作れるよ、だそうです、他の法律事務所では1ヶ月くらいかかるところを

▪️ 観光
是非見るべきは、Genocide killing field (ポルポト虐殺の地。シャレコウベが山積み!)と、S21 prison(クメールルージュが虐待した刑務所。グロい写真満載)。正直これさえ見れば、あとは見なくてもいい

他に、 国立博物館National Museum、王宮Royal palace、Wat Nomっていう街の中心的なパゴダに行きましたが、まあタイとかミャンマーとかのものの方がインパクトはあります

▪️ その他
5階以上の建物少ない。ヤンゴンもそうだったな、4年くらい前

GUN SHOOTINGができる(50-60ドル)くらいってのが観光産業になっている。ガンフリーの国なのかな
200年前からある建物で、マフィアの巣窟になっているって場所にも行きました

総じてバングラデシュよりは過ごしやすい?でも人口規模は桁違い

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シェムリアップレポート

2016年07月08日 | 旅行記

カンボジアの首都プノンペンからちょっと離れたシェムリアップ情報をお届けします。世界遺産アンコールワットがある街です。

▪️ 概要
シェムリアップ(SIEM REAP)は、プノンペンから飛行機で1時間。 30万人都市。月給平均約80ドル。
昼飯の材料としてのRed antsを探している人がいる。ほとんど生で食うこともあるらしい
戦争・地雷で足を失った傷痍軍人を見かける。日本でも昭和50年代初めまではいましたね。50ドルとか一日に貰う人もいるらしい

▪️ 交通
車メチャスロー!時間がゆっくり流れている
信号もほとんどない
ホーン(クラクション)も鳴らさない
雨でも傘差さずバイクに乗っている人が多い
それくらい雨が日常茶飯事だからなのか?

▪️ アンコールワット等のアンコール遺跡群
(1)概要
ヒンズー寺院として建てられたけど、のち仏教寺院に。ヒンズーと仏教って密接に絡み合っている
アンコール遺跡群(他にアンコール・トムとか)全体は世界最大の宗教複合施設
アンコールワットはカンボジアの国旗(1993年に変わったんだね)にもなっている
4000 人以上がこの遺跡群内に住んでいる

(2)建設
14年掛かって12世紀に建設された。10万人が働いた。800✖️1125メートル
アンコールワット建設当時(日本では鎌倉幕府誕生前、平清盛とかその前あたりの時代)、カンボジア(当時はクメール王国)は、「東南アジア最大」の国だった。今のミャンマー、タイ、ベトナム、マレーシアあたりまで版図を広げていた

(3) カンボジアの歴史
1863-1953はフランスの植民地。うち数年は日本の植民地。
フランスは何もしなかった…橋やフレンチクォーターを築いた程度。
フランス人はいろいろ遺跡を盗んで、パリに1000点以上持ち帰った
日本人の森本さんって僧が 1632年に来た

1975 - 1989 カンボジア・ベトナム戦争
100万人以上のの死傷者 新ベトナム政権がポル・ポトのクメール・ルージュと闘う

(4)観光
アンコールワットに、一年に500万人程度。2020年には800万人を目指している。

うち6−7割はアジア人。多いのは、ベトナム、中国、韓国。

カンボジアに来る人の8割はアンコールワットにまで来る。

(5)保存
 インド、ドイツ、イタリア、日本、中国その他が支援して遺跡を保存。SPUNG(スポーン)という木が遺跡を覆うのが問題。今はUNESCO頼り
 アンコールワット以外はジャングルに覆われていた(overgrown by trees)けれども、アンコールワットのみは木に覆われていなかった
 今でも未発掘は多い。歩いていると、足元に、数百年前の、建物の天井のかけら(煉瓦様のもの)が落ちていたりする。日本ではありえない…

(6) 大乗仏教と小乗(上座部)仏教
-大乗仏教(Mahayana / Greater Vehicle Buddhism)
①釈迦ではなく僧の言うことを信じる
②涅槃(Nirvana)の下にある天国(Heaven)を信じる
 ③輪廻転生(Reincarnation, cycle of life)を信じる

-小乗仏教(Theravada / Smaller Vehicle Buddhism)
①釈迦の教えに忠実
 ②天国の上にある涅槃を信じる。そこに悟りを開いて到達しようとする(Achievement of enlightenment)。涅槃はOut of the cycle of life
 ③輪廻ない

かつてはカンボジア/クメールも大乗仏教だった。でも、王が、業carma の考えをなくすため、小乗仏教に変えた(とすると、カルマってのは大乗仏教特有の概念なのか?)

(7)特徴
Spung(ガジュマル?とは違うようですが) という木に囲まれた遺跡。映画『トゥームレイダー』に出てきたタ・プロームが典型
遺跡が木を支えているのか、木が遺跡を支えているのか。屋根から木が根付く

数百年単位の歴史観人生観を養うのにいい場所でした。一期は夢よ、ただ狂え、ですね

なお、本稿はガイドからの又聞きをそのまま記載したりしています。

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ラオスレポート

2016年07月08日 | 旅行記

カンボジアに続き、ラオスにも、IPBA(環太平洋法曹協会)の弁護士と打ち合わせをするため、行ってきました。ウラを取っていない生情報を取り急ぎお届けします。

■ 国の概要
ラオス(Laos)−人口700万人。面積日本の63%。 ASEAN唯一の内陸国。1975年建国って私より1歳若い。ベトナムの影響大きい社会主義国です。「ミニミニベトナム」というのが印象。

英語では「ラオ」と発音するのかと思ったら正式には「ラオス」でよさそうだ。でもこっちの人は多く「ラオ」と発音する? フランス訛りか(旧仏植民地)、語尾をしっかり発音しない東南アジア的な特徴のゆえか。

首都ビエンチャン(VTE)、人口70万人。小さいよ。日本の地方都市だ。実際歩いてみても、うん、私がほとんど足を運ぶことのない小さな町という感じ…

■ 空港
空港に、エスカレーターない! 到着時にも、出発時にも!荷物重い人はエレベータです。階段かエレベーターのみって初めてかもこんな国。ブルキナファソあたりはどうだったかな…

到着後ホテルまでどうやって行こうと車寄せに出たら、ダッカばりに貧弱。車10台停まったら満杯。タクシー運転手も、私を待たせて、歩いて車を取りに行った。日本のゴルフ場をチコっと大きくしたようなイメージ

交通手段は、エアポートタクシーしかない。メータータクシーない。もちろん電車バスなどの他の交通機関はない

帰りの空港、ホテルにいつ着けばいい?と訊いたら、「1時間前に着けば十分」と。国際線でも。国際線で、フライト1時間前に着けばOKって国は今までなかった(シンガポール以外)。それくらい、利用者が少ないってことだ。

Wi-Fiは、ビジネスのラウンジのみしか使えない

■ タクシー
ビエンチャンの中心部まで7米ドルの固定費で前払い。中心部行くにはみんな7ドル。まあ日本での初乗りだからこれは文句ない。

ちなみに帰りは、Tuktuk(現地語Chambo)で6ドル払ったら運転手がエラい渋った。とするとこの7ドルってのは高くない金額か。10分だから4kmくらい。

タクシー運転手英語使えるな、と思って政治のこと話したら全く通じない…。タクシー乗務に必要な会話しかできないのね。

タクシー運転手が、ホテルまで10分で着くと言って、本当かなと思ったら、本当に10分で着いた

■ 車・バイク
日本車6-7割か。他に韓国車やよくわからない車など。カンボジアほど高級車は多くない。やはりみんなSUVというかランクルみたいなデカイ車のみ。道がBUMPYだからね。

傘差してバイクに乗ってる人がいる!これも世界で初めて見た。自転車に傘ではないですよ。しかも夜に。危ないよ…

■ 通貨
現地通貨はキップ。だけどATMで降ろさなかった。USDのみ持参でなんとかなる。

あと、知らなかったけどバーツ使えるので、持ってくるといいです。どこのレストランでも、キップとUSDとタイバーツ表記した請求書を持ってきます。

ドルの通用性については、カンボジアのようにいきなりドルで会話しない、まずはキップで金額を提示される。

■ 政治
共産党一党独裁が建国後40年も。だから社会も何も「変化しない」。ダイナミズムがない。活気がない。これは半日この国を歩けば肌で感じる。いや、感じるどころか、グサグサ刺さってくる。

社会のあり方、国のあり方、人のあり方、について、この国の停滞(退廃?)した/澱んだ空気感・閉塞感が、問題提起をしてくる。問いを投げかけてくる。

東京都知事選とか、参院選とか、候補者いないとか、いろいろ言っているけど、民主政っていいなと。選択肢があるのはいいなと。

総選挙は5年に1回だそうです。日本は選挙多すぎとか言うけれど、5年に1回しかない、ってのもどうかな…

街のいろんなところに、国旗と並んで、共産党の党旗が立っています。そう、こういう社会主義国では、国家より党の方が偉いんだよね。中国やベトナムの憲法2条には揃って書いている、「党が国家より上」って。おそらくラオス憲法にもそう書いてあるだろう。

基本的にベトナムが右向けば右向く的な印象でした。まあ1日でどこまで分かるか?とも思いますが。

■ 規模感・停滞感
国一番の観光スポット(大きい仏塔)に、観光客が私だけ?という不思議な光景。日本だと、浅草とか金閣寺に一人ってあり得ないよね。

国最大のショッピングモール(いや、ショッピング・センターと呼ぶのがふさわしい)、実質一階20店舗くらいしかない!3階あるけど、2階は貴金属のみ、地下1階はバッグと靴のみ。しかもエレベーター動いてない! 

この文物の少なさ(が、ラオスに来た一番の収穫であったかもしれない。こんな国は私がいままで訪問した国でも指折り。ブルキナファソ以来か)。社会主義国だから? 人も閑散としており、店員がソファで寝ていたりする。北朝鮮ってこんな国なのかな…と想像したりします。

スタバもマックもない。たしかカンボジアにもなかった

総じて、<情報も文物も移動も実質的に制限されている>。でも夕方には多くの人がメコン川をただ眺めていて… まことにのどかな光景。いや、情報も文物も移動も実質的に制限されていると、「のどか」にならざるを得ないのか? 

私がこの社会に生を享けたらどんな人生を歩んでいたのだろうと想像すると、格差とかいろいろ問題になっているけど、なんにでも挑戦できる日本って本当に素晴らしいなと。

雄大なメコン川は、うん、人生を洗ってくれるというか、孔子の「逝く者はかくの如きか」を思い出させるような、いい味を出していました。

▪️ ビジネスチャンス
こう書くと、ああラオスはビジネスにならないのねと悲観的になる人が多いのかもしれない。

でも、靴を履いてないアフリカの人に靴を売る話にあるように、こういう国だからこそ、チャンスがあると考えることもできるのかもしれない。

■ ラオス進出法務
(1) 外資規制
業種に応じて、資本金割合など?の規制あり。ベトナム同様。小売業は400万ドル以上?
代表取締役は基本的にラオスにいなければいけない

当局は、MPI(Ministry of Plan and Investment、計画投資省)とMIC(Ministry of Industry and Commerce産業商務省)。

前者は、鉱業、不動産、保険などの許認可(Concession)ビジネス。後者は、普通のサービス業とか観光業とか。

(2) ガバナンス
株主が1人の会社と、2人〜30人の会社(LLC Limited Liability Company)の、2つに大別できる。日系会社がラオスに来るならJV組まないと難しいだろうから大概は後者か

役員は、前者ではマネージャーがいるだけ。後者LLCでは、取締役会が意思決定機関

(3)労務
外国人一人に対してラオス人何人…というタイのような規制はない。ただ、外国人よりラオス人の従業員の方が多くないといけない

解雇手当は、世界標準。3年勤務までだと、総給料の10%、3年以上だと、15−20%くらい

最低賃金はある。でも、ベトナムインドネシアのように、そんなに上がっていない。

(4)競争法
2015年ころ、競争法(trade competition law)が出来た。もちろん執行はまだまだ

(5)設立コスト
ベトナムそっくり。(弁護士・コンサル費用)100万円+半年ってレンジが基本。ファシリテーションペイメント(賄賂のようなもの)を含めると、150万円+1年を覚悟しなければならない時も。

ラオス当事者に、定款の他に合弁契約必要だよ的な教育をすることも弁護士の仕事になったりする…

(6)弁護士
国全体に弁護士200人くらい。うち7割は、70歳以上の老人。司法試験とか通ってない。国際業務ができる弁護士は10人くらい。

■ ラオス語
タイ語に似ているところがある
Sabaidee / hello
Khop chai lai lai / Thank you very much
Sok bee / good luck

■ その他社会
若者が海外に留学する場合、どこに行くの?と訊いたら、「奨学金がもらえるところ」と。アメリカでも中国でもロシアでもベトナムでもシンガポールでも、特によく行くところがあるわけではなく… 豪州とか結構あるらしい

4月に旧正月があるのはタイやカンボジアと同じ。タイ同様(カンボジアと異なり)水かける

サービスの質は残念な店もあった。中学生みたいな店員・アルバイト?がビール持ってきて栓抜きを5分も持ってこないとか… ただ、泊まったホテルのサービスはよかった

巷に、結構漢字表記が多い。看板の2割くらいか?

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7月7日(木)のつぶやき

2016年07月08日 | Tweet
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