にわなずなの徒然日記

アロマ&カラ-セラピスト
色を感じて~香りを感じて~今日もまったりと~

枯れた花にも華がある

2015-12-20 16:35:55 | 日記

名外大特殊講義A-2

今週も素敵な先生にお会いできました。

華道家 池坊専好先生 本名池坊由紀さん

次期家元として『専好』を先月襲名されました。

『専好』名は由紀先生で4人目とのことです。

先生は京都六角堂の副住職も務められていらっしゃいます。

池坊は小野妹子を道祖として仰ぎ室町時代にその理念を確立され

流派ではない 本髄の華道の家元です。

 本日の講義は 『自然と人 そして空間』

”生け花とは 仏様に捧げるための花  日々の営みから始まったもの。”

 

話題は今年のノ-べル賞のディナ-テ-ブルを飾られたア-トフラワ-アレンジのベンジャミンさんも日本の生け花を~

また料理、デザ-ト担当されたシュフ、パテシェの方々も 日本食 日本文化を学びに日本に来日されていらっしゃるとのこと

 

 

私たちが暮らす日本家屋の特徴の

縁側とは=自然(外)と屋内(内)を繋ぐ場である。

襖=空間の分割と統一ができ多目的に適合できる。いらっしゃるお客様の人数にあわせて開けたり閉めたり柔軟性がある。

これはホントウに日本家屋の長所ですね

我が家も小さいですが~縁側&襖がありますので~

良さを上手く使えたらいいのですが~

 

 また日本庭園も自然と共存して作られている。

山岳信仰にて人の領域と神の領域の緩衝地として里山がつくられた。

自然の恩恵を受け共存し開拓して生活の場を確保し展開して来ている。

 

 いけばなの大切なポイント

花と花の間に ”空間” を作る。

花だけでなく 葉っぱ、枝など お互いの性格が違うものも入れる。

幅ひろいの葉っぱ&細長い葉っぱ は面&線  陰&陽があってものが成立する。

花器との間の水際線を作る。

7:5:3のバランス。

実際にデモンストレ-ションして下さいました。

 

 

  ダリア、ボケ、若松、カスミ草など9種類の花材で

 

最後に専応口伝の一説より(1542年頃)

『美しい花をのみ賞して草木の風興をもわきまえず

只さし生けるばかいなり。

破甕古枝を拾い立て。

飛花落葉のかぜの前に。

かがるさとりの種をうる事もや待らん。』

すなわち

『枯れた花にも華がある』の意

うん~~奥深き言葉ですね~

 

講義終了された先生に 「写真撮らせていただけますか~?」とお声掛けしましたら

「はい良いですよ~」のお返事いただきカメラに収めさせていただきました。

ありがとうございました。

優しい声で素朴さをも感じさせてくださる次期家元のご活躍と

池坊のご発展をお祈りします。

 

 講義会場入り口には名外大生華道部員のみなさんによるクリスマスリ-スが華やかに飾られていました。

ピンクのポインセチアが今年は人気のようです。

こうして今年も良き時が~良き思い出となりました。

 

 

 

 

 


のどかな12月

2015-12-14 22:16:55 | 日記

 例年にない暖かな12月の日々

名外大の上空は

雲ひとつない晴天日

青空&白い建物のコントラストがきれいです。

 




陽を浴びた紅葉は黄金色








何色かのグラデ-ションが素敵     思わず





空気が澄んだ秋は 色鮮やか  力をもたらしてくれる赤色が

 身近なロケ-ションに私を誘ってくれます。













今日ものどかな天気に~

のどかな時間をいただき

のどかな12月が過ぎゆき   知足


レトロな建物にて香りと色を~♪

2015-12-06 15:53:08 | 日記

名城大学農学部 春日井キャンパスへ

こちらのキャンパス 今から70年前 昭和17年旧陸軍時代の建物とのこと

 古き校舎にはヒマラヤ杉が~

 

ヒマラヤ杉は私にとって懐かしい樹木

私の通った小学校の正門にも このヒマラヤ杉が大きくそそり立っていました。




『植物の香りが人に与えるもの』と題して

名城大学農学部教授 津呂正人先生より”植物の香りと色の関係”

近畿大学農学部助教授 富研一先生より”ハ-ブや生花の香りが人に与える癒しの力”のお話を伺いました。

香りと色が人の生理的機能に及ぼす影響などを一般の方にもわかり易く解説いただきました。


 

 

植物に表現できる色はカラ-チャ-ト色の250色が作れる。(ただしクロ色はむずかしい)

昔は無かった ブル-系のバラなどが今見られるようになりましたね~

色による快、不快は経験色に基づくものであり健全な植物の発する色彩は鮮やかで心地良い。

しかし近年の園芸状況として切り花の作付面積や出荷本数が減少傾向。

 

また現在日本では香りの用途がかなり多くなり

特に食品用フレ-バ-の香料として8割占めているようです。

 ジュ-ス チョコレ-ト あめ クッキ- 汁物 などなど~

還元濃縮100%のジュ-スは聞こえは良いのですが~ 驚くことに果物ではなく人口香料からつくられいるとのこと・・・

そして香料の輸出入量(2011年)は輸入が増加 日本特有の天然香料の輸出は降下とのこと

香りを嗅ぐのではなく 毎日香りを食べている昨今である。

また自分にとって良い香りでも相手にとっては不快となり見えない暴力

強い香りの香水、柔軟剤など”香害”という言葉も~(人口香料)










 植物(ハ-ブ)が作りだす香り(アロマ)成分は吸入、塗布などの方法により

療法的効果が得られる。

日本では薬事法に基づき精油の飲用はおススメしません。

ラベンダ-も真正ラベンダ-、グレ-プフル-ツの香りに効果が~

ロ-ズマリ-のハイドロゾルの消炎作用の効果

まだまだ香りの成分から作用や効能など研究途上ですが~

うすい香りでも生理心理効果が期待できる。

よって生花を取り入れるのも良いことです。


 

 

 色と香りは人の心と身体に訴えています。


秋の日に レトロな建物にて~


ニュ-ス&笑いの現場より

2015-12-06 13:44:42 | 日記

今年も~残すカレンダ-が1枚に~

1年の経過がますます早く感じています。

そして~濃い1年にするための学びを楽しんでいます。

 

名外大特殊講座編

名外大客員教授でありフリ-キャスタ-の小宮悦子先生

私世代では懐かしくそして親しみを感じられる方が多いのでは~

1985年より13年間『ニュ-スステ-ション』で久米宏氏とコンビを組まれる。

当時は新鮮なニュ-ス番組でした。

私は丁度子育て時代であり 夜10時からやっと落ち着いてニュ-スを見た覚えがあります。

その後夕方の『ス-パ-Jチャンネル』ではメインキャスタ-をされ、合わせて26年間 TVニュ-スでご活躍されました。

 本日の講義は現代SNS病として取り上げられている ”FOMO”(取り残される不安、恐怖)

ラインの”既読スル-”という言葉を用いながら

『同調圧力を怖がるな!』というお話を伺いました。

近年ネット社会となり寛容性がなくなったのでは~

そしてTV、マスコミ業界でも何かあるとメ-ル殺到、ネット炎上となり スポンサ-サイドからの声にも敏感となり

同調圧力となり 粛清ム-ドが強く あまり良い状況ではありません~「BLACKですね~」と

 

 先生自身卒論のテ-マにもされたという ”中心と周縁”

中心とは 王様であり 世の中で権力を持っている人、場所

周縁とは 中心から排除されている人、場所など

自分にとってじゃまなものを排除していくと 硬直、緊張していく状況があるということです。

そしてその周縁にいた存在が新たに中心にイノベイトしていく。

昨今のISに関して、フランスでのテロ事件から垣間見られるます。

対立する人の意見にも耳を傾ける知性許容力を そして違うものも認め合える多様性が大切

ニュ-スを見る事によって自分にどう関わるのかを考えていく。

”中心と周縁” 広く大きな事から 個人的な小さなことにおいても

この見方とても面白いと思いました。

そして最後に「自分の端っこにある声にも耳を傾けて~!」とおっしゃっていました。

うん~~うん~~ふむ~ふむ~







まだまだつづく 名外大特殊講座編

今週の先生はニュ-ヨ-クスタンダップコメディアン 小池良介先生

http://matome.naver.jp/odai/2136093533136276401

日常にはおもしろいネタがいっぱいある それを”可視化”する

成功者から学ぶも良いが 失敗した人から反面教師的に学んで来たとのこと。

そして自分ではできないと決めつけていたことも、関わる人達からの”ススメ”も受け入れて見る

それが今ある自分であるとおっしっていました。

黒人とのトラブルで顔面がはれ上がった状態でも舞台に出たことなど~

ショ-ビジネスの厳しさも コメディアンらしくユ-モア-たっぷりのお話

そしてアメリカでも成功するであろう日本人コメディアンは誰~と 

それは

ダウンタウンの浜田氏のキャラとのこと~

ご活躍の陰には日本人気質と先生のご努力があってのことと思います

ますますのご活躍をお祈りします。





(今年最後かな~打ち上げ花火