名城大学農学部 春日井キャンパスへ
こちらのキャンパス 今から70年前 昭和17年旧陸軍時代の建物とのこと
古き校舎にはヒマラヤ杉が~
ヒマラヤ杉は私にとって懐かしい樹木
私の通った小学校の正門にも このヒマラヤ杉が大きくそそり立っていました。
『植物の香りが人に与えるもの』と題して
名城大学農学部教授 津呂正人先生より”植物の香りと色の関係”
近畿大学農学部助教授 富研一先生より”ハ-ブや生花の香りが人に与える癒しの力”のお話を伺いました。
香りと色が人の生理的機能に及ぼす影響などを一般の方にもわかり易く解説いただきました。
植物に表現できる色はカラ-チャ-ト色の250色が作れる。(ただしクロ色はむずかしい)
昔は無かった ブル-系のバラなどが今見られるようになりましたね~
色による快、不快は経験色に基づくものであり健全な植物の発する色彩は鮮やかで心地良い。
しかし近年の園芸状況として切り花の作付面積や出荷本数が減少傾向。
また現在日本では香りの用途がかなり多くなり
特に食品用フレ-バ-の香料として8割占めているようです。
ジュ-ス チョコレ-ト あめ クッキ- 汁物 などなど~
還元濃縮100%のジュ-スは聞こえは良いのですが~ 驚くことに果物ではなく人口香料からつくられいるとのこと・・・
そして香料の輸出入量(2011年)は輸入が増加 日本特有の天然香料の輸出は降下とのこと
香りを嗅ぐのではなく 毎日香りを食べている昨今である。
また自分にとって良い香りでも相手にとっては不快となり見えない暴力
強い香りの香水、柔軟剤など”香害”という言葉も~(人口香料)
植物(ハ-ブ)が作りだす香り(アロマ)成分は吸入、塗布などの方法により
療法的効果が得られる。
日本では薬事法に基づき精油の飲用はおススメしません。
ラベンダ-も真正ラベンダ-、グレ-プフル-ツの香りに効果が~
ロ-ズマリ-のハイドロゾルの消炎作用の効果
まだまだ香りの成分から作用や効能など研究途上ですが~
うすい香りでも生理心理効果が期待できる。
よって生花を取り入れるのも良いことです。
色と香りは人の心と身体に訴えています。
秋の日に レトロな建物にて~