Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

総持院 西国寺(2018年3月10日参拝)

2018年03月26日 | 尾道七佛めぐり
烏須井八幡神社から観光地である尾道に到着。

いよいよ、胸が高まります。

尾道界隈には沢山の神社仏閣がありますが、
まずは本日のメインの一つである西国寺へ。

ここは重文の三重塔や金堂をはじめ、
尾道でイチニを争う伽藍を擁する大本山です。

楽しみです。(^^


所在地:広島県尾道市西久保町29-27
宗派:真言宗醍醐派
御本尊:薬師瑠璃光如来(秘仏、国の重要文化財)
創建:伝・天平年間(729–749)
創建:伝・行基菩薩
札所:中国三十三観音霊場特別霊場、中国四十九薬師霊場、山陽花の寺二十四か寺、
備後三十三観音霊場、尾道七佛めぐり、尾道社寺めぐり


【縁起】
寺伝によれば奈良時代の天平年間に行基が巡国中に、
この地で加茂明神の霊夢を見たことにより建立されたという。

西國寺由来記によれば平安時代初期の治暦2年(1066)、
火災により堂宇の大半を焼失したが、白河天皇の勅命により、
当時の住職・慶鑁によって復興された。

永保元年(1081)には愛宕山の山麓から中腹にかけて巨大な伽藍が完成。

永保2年(1082)白河天皇の祈願所となった。

さらに天仁元年(1108)には法皇となった白河上皇により勅願寺となり、
官寺として100を超える末寺を持った。

山陽道随一の伽藍を誇り正和元年(1312)、
花園天皇の綸旨を受け寺院の名称を西國寺とした。

現在においても、数ある尾道市の寺院の中で最大の規模を誇っている。

南北朝時代の永和年間(1375-1378)に再び火災により焼失した。

備後国の守護大名であった山名氏が寺院の復興にあたり、
至徳3年(1386)には早くも金堂が復興し現在にその姿を留めている。

宗派は一時、醍醐派より分かれ真言宗西國寺派の総本山を称していたが、
現在は醍醐派に帰属している。


【金堂】


表参道の山門付近には駐車場はありませんが、
裏参道には5,6台停めれる無料駐車場があります。

数十メートル歩くといきなり大きなお堂が見えた。






本堂にあたります。

南北朝期に備後の守護山名一族によって再建されたもの。

こちらは残念ながら閉まっていました。


【風景】


とりあえず金堂参拝後は三重塔へ。


【唐門】



【閂門】


奥にお目当ての三重塔が見えます。(^^


【境内】


左手に見えるのが持仏堂です。


【蔵】



【持仏堂】


拝観出来るということで受付に行くと、
これから法要があるということでダメでした。(泣)

法要が終わったら大丈夫とのことで、
後でお願いすることにしよう。


【大玄関】


拝観はここから入ります。


【風景】


唐門から見た風景。

素晴らしい。(^^


【大師堂】



【不動明王】



【不動堂】





【毘沙門堂】



【力石】



【弥勒堂】



【石段】



【梵字池】



【小林和作墓】


誰かと調べたら現代の洋画家でした。

南無阿弥陀仏。


【三重塔】


おー、尾道にこれほどの三重塔があるとは。

尾道といえば千光寺や天寧寺の三重塔ばかりが、
フューチャーされますが、
西国寺にはこのような素晴らしい三重塔があります。

まさに必見。




重要文化財。

永享元年(1429)室町幕府6代将軍足利義教の寄進により建立されたもの。




近くで見ようと思ったら通行止め。

無念じゃ。


【お遍路ミニ霊場】




境内のあちこちに祀られています。


【空環宝珠】




金堂の辺りに戻ってきました。


【鐘楼堂】



【英霊殿】



【尾道護国神社】



【加茂明神社】



【石段】


急な石段を下りて行くと山門があります。


【十王堂】


閻魔王を中心に極彩色の十王の像が祀られているそうです。


【金毘羅社】


いつもなら拝殿の中を見るのだが、
今日は急いでいた為か見なかった。

拝殿の中には大きな異形のカラス天狗が祀られており、
あのカラス天狗を見なかったのは後悔したよ。


【金剛院】


参道からは金剛院の境内に入る事は出来ませんでした。

御朱印はあるようです。


【持善院】


こちらは御朱印はございません。


【山門】


ようやく山門に到着。

室町時代後期に建立されたもの。


【草鞋】


これを見るといかにも観音霊場という雰囲気がしますね。


【金堂】


三時間後、持仏堂拝観の為に戻ってきた。


【三重塔】


ここから見る三重塔が絶景。

たまりませんね。(^^


【持仏堂】




画像はネットで拾ったものです。

大日如来や両部曼荼羅が祀られていました。


【釈迦如来】


隣りの奥の奥の部屋には閻魔大王、十王像、地蔵菩薩の他に、
重文の釈迦如来が祀られ、仏像好きの目を引きます。

寺伝では快慶作とされていますが、
お顔を見る限りちょっと違うような気がする。

快慶ならもっとキリっとしたお顔をしていると思う。

勿論、本像は慶派の仏師作なのは間違いない。

持仏堂拝観はこれにて終了。

拝観料500円は少し高いかな。

これが金堂だったら満足度は高いと思う。


そういえば西国寺のHPではお茶・茶菓子付きと書いてあるのに、
私にはそれが無かったわ。

あ、だから高く感じたのか。(苦笑)

何か損した気分。(^^;


【御朱印】


四体あるうちの二体をいただきました。