Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

太宗寺(2018年2月18日参拝)

2018年03月22日 | 江戸六地蔵
東京二日目の朝。

今日も寒そうだ。

森下駅から都営新宿線に乗って新宿三丁目駅で下車。

こちらで降りた目的は太宗寺というお寺があるからです。

以前テレビで見た奪衣婆像が余りにも強烈で、
一度参拝しなければならないと思ったもので。

先に新宿御苑に行ってみたけど有料だったので回避して、
アパホテル近くにあるお寺に到着。


所在地:東京都新宿区新宿2-9-2
宗派:浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:寛文8年(1668)
開基:太宗
札所:江戸六地蔵、新宿山ノ手七福神


【縁起】
寺伝によれば、
慶長元年(1596)頃に庵主太宗が開いた草庵太宗庵が前身である。

寛永6年(1629)安房国勝山藩主内藤正勝の葬儀を行ったことを契機に、
寛文8年(1668)に正勝の長男重頼から寺地の寄進を受け、
太宗を開山として太宗寺が創建された。

元禄4年(1691)内藤氏は信濃国高遠藩へ移封されたが、
太宗寺はその後も高遠藩内藤氏の菩提寺として、
歴代藩主や一族の墓地が置かれた。

この寺には閻魔像・奪衣婆像が安置されており、
江戸時代から庶民に信仰されてきた。

現在も毎年7月15日・16日の縁日に御開扉されている。

なお、寺号太宗寺は創建時の庵主太宗の名をいただき、
山号霞関山は当時四谷大木戸一体が霞ヶ関と呼ばれていたことに因み、
院号本覚院は内藤正勝の法名本覚院を拝しています。


【入口】


太宗寺には山門が無いようですね。

しかも境内はコンクリートで殺風景な感じ。

全く好きでは無い境内の雰囲気ですが、
閻魔大王と奪衣婆を祀るお寺はこの方がいいのかも知れない。


【地蔵菩薩】




正徳2年(1712)に造立されたもの。


【閻魔堂】


こちらにあの巨大な奪衣婆が祀られています。


【閻魔像】




毎年7月15日と16日のみ御開帳されるので、
このように普段は金網越しに少ししか見れません。

そういやお盆といえば8月15日頃が定番ですが、
東京(一部除く)は新盆で7月15日あたりなんですね。


【奪衣婆】




何とか顏が見えました。

あの姿を近くで金網無しで見ると悪夢を見そうなんで、
これぐらいが良いかもね。(^^;




奪衣婆が右手に持っているのは三途の川で、
亡者から剥ぎ取った衣服。

江戸時代の新宿は遊女が客を取る色町だったそうで、
その為、奪衣婆は鬼にも関わらず商売神として信仰され、
現在でも新宿界隈で水商売をする女性が秘かに参拝しているとか。


【本堂・庫裏】


左手のモダンな建物が本堂ですが、
残念ながら閉まっていた堂内を見ることも出来ませんでした。

うーむ、これはいただけません。

開かれた浄土宗らしからぬ対応で残念です。


【護摩堂】





【三日月不動】





【布袋尊】



【塩かけ地蔵】


塩かけ地蔵は腫れ物などにご利益があり、
塩をもらって患部に刷り込むと治るという。

治ったお礼に塩を倍にしてかける風習がある






東京のお地蔵さんは縄で縛られたり、
いろいろ個性的なお地蔵さんが多いですね。(^^


【稲荷社】



【切支丹灯籠】







【猫】



【御朱印】