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Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

不洗観音寺(2018年12月24日参拝)

2019年01月28日 | 備中西国三十三所観音霊場
倉敷の神社仏閣巡りはまだ続きます。

次は不洗観音寺というお寺です。

こちらは結構有名なお寺らしく、
300台停めれる大型の無料駐車場がありました。


所在地:岡山県倉敷市中帯江820
宗派:真言宗
御本尊:十一面観音菩薩
創建:伝・天平年間
開基:伝・増慶
開山:伝・行基菩薩・菩提僊那僧正
札所:瀬戸内三十三観音霊場、備中西国三十三観音霊場


【縁起】
当山が開かれたのは第45代聖武天皇の時代の天平年間。

観音様の化身である稽文会、稽主勲の二権化が、
霊木を使用して彫刻した観音像を、行基菩薩、菩提僧正の二人が開眼供養し、
当山に安置したのが始まりだということです。

求子安産の寺としての由来は同じく天平年間の賢徳の僧、
当山の開祖増慶上人の夢に現れた聖僧のお告げによります。

不思議なことに当山で安産を祈願して生まれた赤ちゃんは、
三日三晩のあいだ産湯を使わせなくても、
体が血で汚れることも不浄になることも無く綺麗な子に育つと言われ、
このことから当山の観音様はいつの間にか
不洗(あらわず)観音と呼ばれるようになりました。

昭和29年(1954)真言宗御室派より独立し、真言宗単立の寺院となった。


【石造アーチ門】


この変わった門から入って行きます。


【庭園】



【石仏】



【山門】


ちゃんとした山門もあり一安心。(^^


【わらべ地蔵】



【影向の松】


樹齢300年だそうです。


【境内】


予想以上に広く大きなお寺です。


【庭の池】



【客殿】




客殿にはラウンジや授乳室があります。

授乳室があるのは極めて珍しい。


【薬師堂】







【地蔵堂】





【鐘楼堂】



【大師堂】



【廻廊】






本堂へと続く石段がある廻廊がカッコいいですね。






石段の両端に夥しい数の絵馬が。

ちょっと見てみると安産や子授けのお願いが書かれていました。

ここでやっと不洗観音寺が安産のお寺だと知りました。(^^;



【本堂】




御本尊は三十三年に一度御開帳される秘仏です。


【仏足石】



【宝篋印塔】



【紫雲殿】




こちらは祈祷所で受付があり、
各種授与品も販売されていました。

御朱印もこちらでいただけます。

この日も御祈祷をされる御家族が多く、
不洗観音寺がいかに崇敬されているのか分かりました。

兵庫県でいえば中山寺のような感じですね。


【鳳凰】



【七福神】







【十一面観音菩薩】





【御朱印】

観龍寺(2018年12月24日参拝)

2019年01月21日 | 備中西国三十三所観音霊場
倉敷美観地区のすぐ近くに別格本山のお寺がある。

それが観龍寺です。

13年に美観地区に来た時は存在すら知らなかったよ。

人って変われるもんだね。(笑)


所在地:岡山県倉敷市阿知2-5-22
宗派:真言宗御室派
創建:寛和元年(985)
開基:尭勢津師
札所: 備中西国三十三所観音霊場、倉敷八十八カ所霊場



【由緒】


真言宗御室派の寺院で山号は宝寿山。
寺格は別格本山。

寛和元年(985)尭勢津師により、
現在の倉敷市西岡に慈照院(西安寺)の塔頭として開創。

当時は北斗山宝積院と称していた。

室町時代に鶴形山の麓、現在の駐車場の場所に移転し、
寛永元年(1624)現在の地に再移転し、
同年に宝寿山観龍寺と改称された。

江戸時代中期の1740年代に2度にわたり伽藍が焼失、
本堂は寛延2年(1749)に再建以降時代に整備し現在に至る。


【全景】


お寺の下にトンネルが通っているのは珍しい。

左手の鳥居奥に参拝者専用の駐車場がありました。


【石段】


とても雰囲気がありますね。


【山門】


渋くて立派な山門です。


【妙見宮】






山門をくぐるとすぐに妙見宮が鎮座。

山門の目の前にあるのは珍しいですね。


【境内】


庫裏と大玄関。




本堂と大師堂。




幾つかのお堂と宝篋印塔が見えます。


【鐘楼堂】



【大師堂】



【本堂】




大師堂と共に本堂も閉まっていました。


【閻魔大王】


意外と屋外で単体で見ることが少ない閻魔大王。


【石仏】


地蔵尊と恐らく子安観音。


【大日如来】




ユーモラスなお顔をされていますね。(^^




何故か狛犬が。


【地蔵菩薩】



【観音堂・地蔵堂】


向かって左に地蔵菩薩、右に千手観世音菩薩が祀られていました。


【薬師堂】



【石鎚蔵王大権現】







【宝篋印塔】





【淡島堂】



【境内】



【仙掌庵】



【風景】



【鐘楼堂】




山門の奥に見えるのがもう一つの鐘楼堂です。

神社っぽい屋根ですね。


これにて観龍寺の参拝終了。

美観地区という岡山随一の観光地の至近距離にありながら、
観光地は全くされていないお寺です。

普通ならこんな良い場所にあるのに勿体無いなぁと思いますが、
あえて観光寺院にしないお寺の姿勢に好感が持てますね。


御朱印は札所でありますからありますが、
ご不在の匂いがプンプンしておりましたので、
ピンポンを押さず次の神社へ。