NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

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「じゅういち」の托卵の恐ろしさ!

2009年03月30日 | Weblog
■鳥にも人にも必要な「独立自尊」の気持ち!
 昨29日のNHKテレビ「ダーウィンが来た!」は、「特集・動物の離れワザ」の一つとして渡り鳥「じゅういち(鳴き声から命名)」の托卵を取り上げていました。
 「じゅういち」はホトトギス目の鳥で夏鳥として渡来し、冬に東南アジアに去る渡り鳥。また、托卵とは「鳥が他の鳥の巣に卵を産み、抱卵・育雛を託す習性」とされます。要は他人(他鳥)に子育てをさせる悪賢い鳥のことのようです。
 番組では「じゅういち」がオオルリの巣に卵を一つ産み付け、その卵から孵った雛が、巣を乗っ取って成長していく姿を放送していました。詳細は略しますが、「じゅういち」の雛はオオルリの雛を巣から投げ捨てて殺し、自分だけが親鳥(オオルリ)から餌を貰って大きくなる、という何とも悪質な鳥です。「独立自尊」の気持ちはないのでしょうか。
 哺乳類の人間には托卵をするような悪質な人はいませんが、「寄生」する人はいるようです。寄生とは「自分で生活できずに、他の者を頼って生活すること」で、例えば組織や国に寄生する人(パラサイター)、親・実家に寄生するパラサイトシングルなどがいます。
 家族同士の助け合い、病気など理由がある人への扶助は大切であり、セーフティーネットとして必要。しかし、ヤクザが生活保護を不正に受給したり、健常者が障害者を偽って手当を受け取ったりすることは問題です。大切なことは独立自尊の気持ちを育み、寄生する人を生み出さないことでしょう。
                                     以上