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高速道路料金のETC車割引制度に注目!

2009年03月06日 | Weblog
■競合するフェリーは大丈夫か!
 12,000円が一律に支給される定額給付金(65歳以上の人と18歳以下はプラス8000円)は大きな話題ですが、同時に決まった高速道路料金の割引制度も注目です。
 割引はETC(自動料金収受システム)を搭載した車が対象で、今月28日から2011年3月末までの実施。詳細は略しますが、新聞には様々な試算例が紹介されていました。基本は土日祝日の乗用車の高速料金が、上限1000円に抑えられるというもののようです。
 商用車はどうなるのか、平日はどうなるのかと質問したくなりますが、高かった高速道路料金が割引されるのですから、歓迎です。笑ってしまったのは、青森東ICから鹿児島ICまでの高速料金が現行39,250円から2500円になる、という計算例。一体、誰が乗用車で青森→鹿児島間を走行するというのでしょうか。
 高速道路料金の割引で内需拡大を目指すならば、トラックなど商業車の高速道路料金を無料か、極めて安価なものにする方が良いと思います。今回のような観光客、ドライブ客の増大狙いの割引制度では、土日祝日の高速道路が乗用車で渋滞し、環境が悪化するだけのように思いますが。
 ところで東京湾アクアラインや本四架橋の料金も割り引かれると思いますが、すると東京湾フェリーや宇高フェリーなど競合するフェリーは、影響が大きいでしょう。経営は大丈夫なのでしょうか。
                                    以上