NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

非営利投資NPIを実践し、NPO(非営利組織)をささやかに支援するブログです!

牛丼店でデフレと高齢社会を実感!

2010年02月05日 | Weblog
■ショウガ牛肉丼はなかなかの美味!
 先週、サントリーホールに日本フィルを聴きに行きましたが、その前に小腹を満たすため某チェーン店の牛丼店に入りました。いままでもこの種の店に入ったことはありましたが、牛肉の脂身の多さに閉口してカレーライスを食していたのですが、今回は280円という値段に引かれてチャレンジしてみました。
 脂身がどぎついと困るので、お店に備えてある紅ショウガを牛肉が見えなくなる位かぶせて食べたところ、これがなかなかの美味でした。ショウガ丼を食べているような感じでしたが。
 ところで私が牛丼を食べている僅かな時間にお婆さんが二人、牛丼を持ち帰りで買っていきました。今まで牛丼店にお婆さんが出入りしている姿を見たことがありませんでしたし、こんな脂っこいものを食べるとは思っていませんでしたから驚きでした。
 しかし、考えてみれば一人で生活している高齢者には調理しなくても食べられる牛丼が280円、食の細い人ならば二回に分けて食べることもでき、一回分は140円。合理的な選択です。
 牛丼店でデフレ時代を実感し、また高齢者の一人住まいを感じ取り、考えさせられた一時でした。詩集『北国』(井上靖)の「愛情」で表現された「その日一日、背はたえず白い風に洗われていた」という程の寂寥感ではありませんが。
 280円の持ち帰り牛丼を買った二人のお婆さん、いつまでも元気で長生きしてください。間違っても孤独死しないよう工夫と努力をしてください。
                                以上