NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

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労働法セミナーに多数の女性参加者!

2007年01月25日 | Weblog
■雇用国会、本日開会!
 今日から150日間の日程で第166通常国会が開会しますが、焦点は労働・雇用関連法案。労働者、労働組合の反発を受け、世間的にも話題になった「日本版ホワイトカラー・エグゼンブション」制度の今国会での導入は見送られました。
 厚生労働省は、このホワイトカラー・エグゼンブション導入と残業代の割増率引き上げをセットにして法案提出(労働基準法改正案)を考えていたようですが、今朝の日経新聞によると、政府は残業代割増法案のみで国会へ提出することにしたようです。
 今年は選挙の年、4月の統一地方選挙、7月の参議院選挙と続きますから、労働者・国民の反発の強い法案は提出したくない、との気持ちが政府にあるのでしょう。理由はともかく残業代の引き上げは、労働者にとって歓迎です。しかし、サービス残業や不払い残業が増えないか、心配にもなりますが。
■セミナーで大勢の女性参加者に仰天!
 労働組合の現役を引退して2年余、久しぶりに労働法の勉強をしてきました。品川区広報ニュースを見て、東京都南部労政会館主催の「労働法セミナー」があることを知り、参加しましたが、驚いたことは会場の立派さ(いま話題の大崎ニューシティの一角に労政会館がありました)と参加者の数(募集定員の倍以上だそうです)、特に若い女性の多いことでした。
 労働組合の書記になりたての頃、行政の労働法学習会に何回か参加しました。また、日本労働協会(現在、名称は異なるようですが)主催の労働大学に自費参加し、生まれて初めて東京大学に足を踏み入れたものでした(受講生の多くは中年男性)。
 今回の労働法セミナーへの参加は、ホワイトカラー・エグゼンブションなどが話題になり、また近年、新しい労働法が相次いで制定されたことを受けて思い立ったもの。
 昔の学習会は、労働組合法と労働基準法を勉強すれば良かったのですが、現在の労働法は多様化・複雑化しており、労働組合法の比重が低くなっているようです。講師の先生は、「労働組合の組織率が低下したことで労働組合法の価値が下がった」と、冗談めかして説明していましたが、かなり本音のようでした。
 嗚呼、労働組合よどこへ行く!
                                 以上