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沖縄県知事に67歳の与党候補当選!

2006年11月20日 | Weblog
■組織人はつらいよ!
 昨19日に投開票が行われた沖縄県知事選は、自民党と公明党が推薦したオール与党候補者(前県商工会議所連合会長)が、オール野党の女性候補を破って当選し、今後の県政を担うことになりました。
 基地問題と経済問題を抱える沖縄の県政運営は、与野党の利害と面子と理念・思想が正面からぶつかり合うので、とても大変です。その県の知事に、沖縄電力会長を務めた人が67歳にもなって与党候補としてチャレンジし当選したのですから、同情したくなります。テレビを見る限りかなりお疲れのようで、今後が心配です。
 組織に所属している人は、組織の指示や利益に反することができません。67歳の与党候補者も組織や関係団体から要請され、「国のため、沖縄のため、経済のため、会社のため」と思って立候補したのでしょうが、組織人の悲哀を感じさせるものでした。
■沖縄には社会大衆党がある!
 ところでオール野党陣営の中に民主党や共産党、社民党とともに、地元だけのローカル政党である沖縄社会大衆党の名前が出ていました。
 かつて戦前の日本に社会大衆党という政党がありました。昭和7年頃に組織され、昭和15年頃に軍部や政府の圧力で解散に追い込まれたと記憶していますが、一時期、無産者(労働者)の政党として頑張った歴史があります。
 私も21歳の時、今は無き(亡き)某政党の青年党員として、本土復帰前の沖縄にパスポート持参で行き、当時の沖縄社会大衆党委員長の演説を聴いたことがありました。今でも沖縄社会大衆党の名前を聞くと、「沖縄の戦後は終わっていない」と思わされます。沖縄に「パンと平和」がもたらされることを願います。
                                以上