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「老婆は一日にして成らず」・樋口恵子氏!

2010年02月23日 | Weblog
■ムンクの《女性三相》、モーパッサンの『女の一生』を連想!
 民主党のやまねりゅうじ参議院議員(埼玉県選出)のメールマガジンを読んでいたら、評論家・樋口恵子氏の「老婆は一日にして成らず」という言葉が紹介されていました。参議院のある調査会に出席した折りの樋口氏の発言のようです。
 意味も使われ方も略しますが、この言葉、結構使われているようで、樋口恵子氏の専売特許ではないようです。『老婆は一日にしてならず』という書名の単行本も何冊か出版されていますし(吉永みち子氏、長縄えい子氏)、インターネットで検索すれば綾小路きみまろの本までヒットします。
 確かに「老婆」は一日では成りません。平均寿命前後の80年、90年の人生があり、そこに「女の一生」があって「老婆」はつくられるのです。特に現在の90歳前後の「老婆」(何度もすみません)の皆さんには、激動の昭和時代があり、アジア・太平洋戦争があったのですから、永い「女の一生」があったのでしょう。
 男性にも80年の人生があり、様々な諸相があるのに「男の一生」とは言われませんし、「老爺」と言う言葉は語呂合わせにも向かないようです。
 それにしても「老婆は一日にして成らず」という言葉を聴いてモーパッサンの小説『女の一生』を連想し、ムンクの油絵《女性三相》、《生命のダンス》を思い浮かべるのは、私の発想が貧困かつ単純だからでしょうか。
                                 以上