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高金利のサラ金、11兆4095億円!

2006年11月06日 | Weblog
■グレーゾーン金利問題決着へ!
 先週のテレビ12チャンネルのWBSでは、サラ金の貸出金利問題、所謂グレーゾーン金利問題について特集を行っていました。
 報道によれば自民党はグレーゾーン金利を廃止する方針なので、世間を騒がせてきたこの問題は、一応の決着となります。サラ金各社はこれにより大幅な減益、赤字決算になるものと推定されますが、自業自得であり、結構なことと言えます。
 それにしてもサラ金業界のために動いた自民党議員、サラ金と提携して高金利融資をしている大手銀行(グレーゾーン金利以下ですが)、直接サラ金会社を経営している銀行などは何を考えているのでしょうか。
■よくも借りたり11兆4095億円
 テレビの特集を見ていて驚いたのは、グレーゾーン金利で貸し出されていた金額が11兆4095億円に達する、という点。消費者金融総額の73%が、このグレーゾーン金利による融資とのことで、凄まじい限りです。よくもこれほど借りたものです。
 それにしても日本人はなぜ高金利の金額を安易に借りるのか、疑問に思います。手形決済のため、生活費不足のため、入院費用のため等々、理由は色々あるでしょう。銀行も信用金庫も個人にはなかなか貸してくれませんし、急場には間に合いません。
 それ故、急場のお金をサラ金に頼る場合があることも、理解できないことはありません。しかし、グレーゾーン金利の融資はいけません。20%を超える金利のお金を、普通の人が返済できるとは思えません。
 安心・安全の個人金融制度が早急に整備されることを期待しますが、個人がきちんとした金融の知識を持つことが第一でしょう。
                                 以上