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高額療養費、払い戻し手続き不要に!

2006年11月01日 | Weblog
■来年4月からは医療費上限額を支払えばOK!
 本1日の朝日新聞は、「高額療養費 払い戻し手続き不要に」、「来春から70歳未満入院分」との見出しを掲げ、解説記事を掲載しています。
 高額療養費制度とは、「一定額以上の医療費を支払った場合に払い戻しを受けられる」とういうもので、これは患者が医療費を全額、一旦病院に支払い、後日、請求した上で超過分を健保から払い戻してもらうシステムです。
 記事によればこの支払いシステムが変更され、「来年4月から入院治療については窓口で上限額を支払えば済む」とのこと。これにより①支払い時の費用が上限額で抑えられる、②払い戻し請求の手間が無くなる、とかなり便利になります(70歳以上は既に導入済み)。
■サラ金地獄を引き起こしていた現行高額療養費制度!
 現在の医療システムは、病院窓口で全額を支払い(健保があるので3割負担)、後日、超過分の払い戻しを受けるもの。このため例えばガンで入院し、1ケ月の医療費が150万円かかった場合、自己負担金45万円(3割負担)を用意する必要がありました。
 しかし、この費用を用意することが大変で、サラ金から借り入れをし、結果として多重債務者になった人も少なくない、と言われています。
 今回の改正で、払い戻し請求の手間が省け、さらに高額の一時金を用意しないですむのですから、一般庶民には朗報です。
 それにしても高額療養費制度があり、一定以上の医療費を支払う必要がないのに、なぜ日本では高額の民間医療保険に加入する人が多いのでしょうか。保険の入りすぎは不要であり、無用であり、無駄です。
 この機会に医療保険を見直し、支払い料金を抑える工夫をしましょう。ついでに生命保険も見直しましょう。多くの日本の家庭は生命保険料を払いすぎており、支払い貧乏になっています。
                                   以上