週末のひとりごと

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添削されっぱなしっぽい

2024年03月16日 | 俳句

今週は晴れたり曇ったり、雨ったり雪ったりの安定しない天気でした。けど気温はだんだん温かくなったかも。先週はものすごく寒いと思ったのだけど、今週はかなり暖かく、今度こそ本物の春が来たかもって感じでした。日曜日以外に冬日はなかったし、まさに彼岸まっしぐらみたい、もう明日は彼岸の入りだし。けどこれからは「毎年よ彼岸の入に寒いのは」という有名な俳句も地球沸騰化によって考え直さなければということになったりして。確かに、暑さ寒さも彼岸までと言ってたけど、だんだんそれも変わっていくかもね。

さてそんな今日はいつもの句会でした。今日も本人出席8人欠席投句2人の計50句をもとに勉強しました。私が持ち込んだ5句には、おかげさまで全部に「良いかも」をいただきました。

高台の木造校舎卒業歌 啓蟄やマンションがあの空き地にも 沈丁の鉢を引き寄せ深呼吸 凍戻る窓にへのへの描きにけり 千体の雛人形の視線浴ぶ

市内ではホントにマンションが乱立してるって感じです。今まで駐車場として営業していたところも、いつの間にか廃業したなと思ったら、すぐにマンション工事が始まるという具合。マンションってまだ足りないのかな。もう十二分だと思うのだけど。だいいち新築マンションは相当売れ残ってるんじゃないのかな。私とすれば、新しくマンションが建って、こっちの日当たりとかテレビなんかの電波状況が悪くなったりしないかなと言うのが心配なわけです。数年前、目の前の駐車場にマンションを建てますという文書が回ってきて、けど、無理じゃん?と思ってたらいつの間にか立ち消えということがありました。この句、最初に考えたのは、「啓蟄やマンションがまた殖えるのか」ということで、また殖えるとして、もういい加減たくさんなんじゃないのかな。ホントにまだ必要なのかな、と言う気持ちを込めたつもりだったんだけど、そうゆう全市的なことに範囲を広げて詠み込むよりは自身に身近な、あちこちの空き地に目を向けたほうが良いんじゃないかと思い、考えを変えました。

それから雛人形の句は、むかし市内の有名な寺に行ったとき「雛人形が千体全国各地から集まりました。是非見ていって下さい」と言われたので、あんまり気が進まなかったのだけど仕方なくてネ。そしたら当然だけど、いろんな雛人形が、みんなこっちを向いて私を見ている訳。それはそれは気持ち悪かったのなんのって、恐怖以外の何物でもない感じで、早々に引き上げました。これも最初は「千体の雛人形に見つめられ」にしたんだけど、ヤッパそっちのほうが良いかもね。下五を視線浴ぶと終止形にするより見つめられ、と連用形で止めたほうが、怖くて気持ち悪かったという、言外の気持ちっぽいものを出せるかも。また考えよう。

それから沈丁花の句は「沈丁の鉢引き寄せて深呼吸」にした方が良いと言われ、そうすることにしました。まだまだ添削されっぱなしです。頑張ります。

ということで今日の曲は、石川さゆりの「沈丁花」とDISH//の「沈丁花」にしましょう。

 

 


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