社会に貢献しようと意欲ある人がいる。
一方、自分のことで精一杯の人も多い。
会社への貢献意欲が日本は低いそうだ。
信じがたいが意欲の高い人は5%の統計。
世界平均が23%というから極めて低い。
終身雇用制がその原因の一つと分析する。
本当だろうかと私は訝っている。
会社への貢献は社会への貢献でもある。
心あるすべての会社は地域貢献を謳う。
利益だけを追い求める会社は淘汰される。
もし、5%の数値が事実なら生産効率が低いのも頷ける。
事実は会社の経営層の意識が問題だと思う。
バブルの後の報われぬ30年があった。
この時は強い米国介入が影響したと考える。
日本的経営は問題だと米国の経済学者が指摘した。
日本が独り勝ちしているのに何故。
それこそが米国の戦略だった。
悪いことに日本の主たる経営者が賛同した。
そしてインターナショナルの掛声を社内に掲げた。
成長なき30年がスタートしたのである。
一番馬鹿だと感じたのは投資者への貢献だ。
成長のために海外資本を呼び込むべき。
確かに海外資本はその後急成長した。
戦略に見事に嵌まった瞬間である。
そこで生じたのが社員への還元を減じたこと。
給与を上げずに社内留保に専念した。
社内教育を削った。
今更日本型経営に戻せるかは大いなる課題だ。
迎合が得意な日本人。
しかし、良い手本が有るのだから。
新たなる会社経営論を展開して欲しい。
現在、日本株式は海外資本に牛耳られている。