二年ほど前、仮説の計算がなされた。
それは、もしロシアがNATO加盟国に核弾頭を撃ち込んだらとの仮説。
具体的にはドイツとポーランド国境に一発の核兵器が撃ち込まれた場合。
NATOは即座にロシア西部に撃ち返す。
僅か数分で数十万の犠牲者が出るとの試算だったと思う。
しかし、報復には報復が重なり、遂には24時間以内にアメリカが参戦する。
すると核弾頭はロシアの主要都市全域に拡がる。
もちろん、ロシアも世界中に核弾頭を撃ち込むことになる。
そうして48時間での犠牲者は1億人に達するとの試算だ。
試算はそこまでだったが、この後の地球は死を迎えるばかりだ。
放射能の嵐はまず北半球に渦巻く。
自然界の動物はその大半が滅びるだろう。
その渦は徐々に南半球にも拡がる。
数万年に亘り再生不能な地球となるに違いない。
しかし、人類が滅んだ後の地球は意外なほど美しいのかも知れない。
人の知恵がどちらを選ぶのか、一人の人間の悪業に屈してはならない。
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