中学での合唱コンクール。
知人の中学生が指揮をやるそうだ。
ビデオを見ながら指揮を振っている。
楽譜を見るとピアノ伴奏の三部合唱曲。
ピアノ譜のところも振っている。
『前奏はピアニストに任せればいいよ』
すると、それは出来ないという。
決まりがあるというのだ。
歌い手が歌う姿勢にするため合図する。
そして前奏のため指揮をする。
弱起一拍のために4拍を振るそうだ。
それはおかしいね、と言っても聞かない。
それが決まりだからと言う。
何とも変わった指導をしているようだ。
『指揮者はリズムを刻むだけではないよ』
そう言っても聞かない。
先生の言う通りにしないと、と言う。
そうしないと賞が取れないと言うのだ。
彼女が勝手にそう思っているのか。
『良い演奏かどうかが評価ではないの?』
そう言っても聞かない。
しかも、審査員の先生に合わせるとも言う。
何かがおかしい。
音楽教育の質が下がってしまった。
音楽までマニュアルにしてしまったのか。
市内には全国大会の常連もいるのに。
全体が底上げされなければならないのに。
教師の質が下がってしまったのか。
悲しくなった。
指導者側の先生とも話した。
同じような事を言った。
審査員に合わせないと賞は取れないと。
教育とは何か、から考えないと。
落ち込んだ。
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