古稀を過ぎた主夫の独り言日記

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2023-07-04 11:38:48 | 自治会役員の独り言
自分の考えを相手に正確に伝えることは難しい。
ましてや、相手が複数人いる場合は更に困難だ。
文章であれば表現を変え、何度でも書き直せる。
しかし、話をしながら複数の相手に同じように理解させるのはほぼ不可能だ。
各人は価値観や経験によるバイアスが掛かるので同じ話でも捉え方が異なる。
昨夜、自治会の定期会合があった。
名称は役員会だが、三役と他の役員との間には見えぬ溝を感じる。
三役となれば受け身では居られない。
役員会以外にも三役会やその他の役割が存在する。
しかし、その他の役員の場合自治会に対する対応はそれぞれ異なる。
稀に非常に積極的な方も居るが、多くは受け身である。
丁目ごとに5人、合わせて15人居るのだがそれぞれ役割がある。
四つの部会がありそのどれかに所属する。
総務部、文化広報部、保健部、体育部だ。
丁目ごとに文化広報部だけは二人、他は一人である。
部会ごとには部長がおり、部会をまとめる。
保険部と体育部は下部組織として委員会がある。
先日、体育部は委員会と共に『輪投げ大会』を実施し成功させた。
今年は二年に一度の『文化祭』がある。
日程は11月の土日の二日間と部長が決めた。
この活動主体は文化広報部で、町内の一大イベントになる。
どんな文化祭にするかは文化広報部の腕の見せ所。
かつてはなかなか盛大に行っていた。
各種団体が競争するかのように出品もした。
子供たちの作品はここでも人気である。
これは小学校と中学校に町内生徒の作品を借りて来て掲示する。
絵あり、習字あり、作文ありと子供たちの様子を知ることが出来る。
いつしか、このような形が出来上がった。
型が出来てしまうとここから離脱することは難しい。
自然と踏襲の形となってしまう。
当然の如く、部長は踏襲することに必死である。
すべき事は先代の部長が残した記録から伺い知ることが出来る。
真面目な部長は出来ることは全て自分でやろうとしている。
言葉の端々に、『先日有給休暇をとって』などと苦労を披露する。
私は助け舟を出した。
『仕事優先だから我々を上手く使って下さい』
部長は戸惑ったような顔をして続けた。
『どうして』
こうした会話の中でも言葉の捉え方はそれぞれ異なる。
責任感の強い部長は他人に仕事を振れない。
私は部長を良く知っているので、そう理解する。
しかし、誰しもがそうは捉えない。
役員会のあと、三役が残り内容を総括した。
予想通り理解は様々である。
私は辛辣な一言を放つ。
『役割の伝え方がまずかったから、こうなるのは仕方ない』
結局、文化広報部と三役とで会合を持つことになった。
やるからには『良かった』と言われる文化祭にしたい。
そう考える役員。
踏襲すればそれなりの評価が得られる。
そう考える部長。
私は、任せた以上やらせ、横からサポートする考えを採る。
横槍を入れたら、私なら投げ出す。
『判りました、ならばお任せします』と。
さて、会合をどう成立させるのだろうか。

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