静岡県大井川流域の五万分の一の地図を購入して、
全ての山の分水嶺を見極め
降った雨がどの川に流れ込むのかをまず知りたい。
次に100mm/1時間の降雨量が上流地域であった場合、
全量が川に流れ込むと仮定し、
大井川にどれほどの排水能力があるのかを知りたい。
水の流れは斜度が急であれば早くなる。
しかし、今回水流は全て2m/秒として計算する。
概算であるがこれが判ればどの程度の雨までは大丈夫かがわかる。
ダムが幾つもあるが、この保水能力情報はあるだろうか。
場合によってはダムの保水能力を0としても良い。
山間部の川幅を地図で読み取ることが出来るだろうか。
堤防の高さも大事な要素となる。
今回は千頭あたりまでは地形を自由に流れると考えても良いだろう。
こんなことをしなくても、国土交通省の地図と、
気象庁の降雨量予測地図を重ねれば
富岳を使ってどこの川が氾濫する恐れがあるくらいのことは計算可能。
技術立国の日本であれば、その位の事はしなくてはいけない。
最初はその程度の計算結果でも十分役に立つ。
更に、山の保水力やダムの保水力、
越水した場合の平地や盆地の保水力なども加えればよい。
水流の速度も傾斜に合わせて変化させればよい。
意外と簡単なシミュレーションではないかと思うのだが。
地域を限定してやってみて、それを全国規模に広げればよい。
最初は勿論、水害多発地域からだろう。