小春日和と言うかなんというか…

時代のうねり 社会のひびき
主人が学生であった1970年前後の流行語は「反体制」「反権力」、その象徴が学生運動、労働運動、市民運動であった。今や死語辞典入りした「知識人」「第四権力」たるジャーナリズムは、そうした時代のうねり、社会の共鳴を支える存在であった。
しかし学生運動は既に過去形、労働運動にも往年の影響力はない。時代と社会のうねりを「支える必要がなくなった」ジャーナリズムは、情報を大量に垂れ流すだけのマスメディアに変容し、当然!時代と社会を代表するジャーナリストも現れない。
なんて言うと「猫の分際で大口叩くな」と謗られそうだが、猫を見くびるでない。猫界には新聞も書籍も電波もネットもないが、一つのなき声に数百の語彙を有するネコパシー網がある。ごく少数の或る種の猫は三次元世界をも貫く超伝導の猫語を有する。
二人のケネディとライシャワー
吾輩もその或る種の猫であり、能ある猫は爪を隠す。超伝導にて意見交換した日本を巡る最近の国際情勢について少しだけ語らせていただく。なに、そんな肩肘はった議論をするつもりはない。先ごろ着任したキャロライン・ケネディ米国駐日大使の件だ。
米国の歴代駐日大使で圧倒的人気はE.ライシャワー(1910~1990)。60年安保で反米感情が高まる中、キャロライン新大使の父J.F.ケネディ米大統領は「反米から親米日本へ」舵を切るべく日本人の妻、日本生まれのライシャワーを駐日大使に任命した。
ライシャワーが在職中<全国を訪ねる様子が逐一報道された。暴漢に襲われ輸血をされた際は「これで私の中に日本人の血が入った」と語り喝采を浴びた。人気を背景に日米の文化人・知識人の交流を進める親米化路線はケネディの期待以上の成果を上げた。
ライシャワーとキャロラインと日米関係
ケネディ大統領に駐日大使に任ぜられたライシャワー。そして選対議長としてオバマ再選の立役者となった論功行賞で駐日大使に任ぜられたキャロライン・ケネディ。時代を半世紀隔てるにもかかわらず、二人の駐日大使を巡る日米関係はよく似ている。
ライシャワー時代に始まる「日米文化交流」は脈々と成果を上げ、日本の反米感情はかき消された。では今後の日米関係はどうか。TPP、米軍基地問題はじめ大きな火種が燻っている今、日米関係に大きな亀裂が生じかねない状況が訪れるかもしれない。
であればこそ駐日大使の果たす役割は決定的に重要となる。但し彼女は政策立案や政治・外交のキーパーソンではない。今なお燦然と輝くケネディ大統領の血を受け余人を以て変え難い存在としてキョロライン・ケネディ駐日大使の人気には価値!がある。
シ、シマッタ!シマッタ!島倉千代子。改めて...シマッタ!シマッタ!シマジロー! やっぱり猫の分際で!と謗られそうなので、このへんにしておきまする。


【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

時代のうねり 社会のひびき
主人が学生であった1970年前後の流行語は「反体制」「反権力」、その象徴が学生運動、労働運動、市民運動であった。今や死語辞典入りした「知識人」「第四権力」たるジャーナリズムは、そうした時代のうねり、社会の共鳴を支える存在であった。
しかし学生運動は既に過去形、労働運動にも往年の影響力はない。時代と社会のうねりを「支える必要がなくなった」ジャーナリズムは、情報を大量に垂れ流すだけのマスメディアに変容し、当然!時代と社会を代表するジャーナリストも現れない。
なんて言うと「猫の分際で大口叩くな」と謗られそうだが、猫を見くびるでない。猫界には新聞も書籍も電波もネットもないが、一つのなき声に数百の語彙を有するネコパシー網がある。ごく少数の或る種の猫は三次元世界をも貫く超伝導の猫語を有する。
二人のケネディとライシャワー
吾輩もその或る種の猫であり、能ある猫は爪を隠す。超伝導にて意見交換した日本を巡る最近の国際情勢について少しだけ語らせていただく。なに、そんな肩肘はった議論をするつもりはない。先ごろ着任したキャロライン・ケネディ米国駐日大使の件だ。
米国の歴代駐日大使で圧倒的人気はE.ライシャワー(1910~1990)。60年安保で反米感情が高まる中、キャロライン新大使の父J.F.ケネディ米大統領は「反米から親米日本へ」舵を切るべく日本人の妻、日本生まれのライシャワーを駐日大使に任命した。
ライシャワーが在職中<全国を訪ねる様子が逐一報道された。暴漢に襲われ輸血をされた際は「これで私の中に日本人の血が入った」と語り喝采を浴びた。人気を背景に日米の文化人・知識人の交流を進める親米化路線はケネディの期待以上の成果を上げた。
ライシャワーとキャロラインと日米関係
ケネディ大統領に駐日大使に任ぜられたライシャワー。そして選対議長としてオバマ再選の立役者となった論功行賞で駐日大使に任ぜられたキャロライン・ケネディ。時代を半世紀隔てるにもかかわらず、二人の駐日大使を巡る日米関係はよく似ている。
ライシャワー時代に始まる「日米文化交流」は脈々と成果を上げ、日本の反米感情はかき消された。では今後の日米関係はどうか。TPP、米軍基地問題はじめ大きな火種が燻っている今、日米関係に大きな亀裂が生じかねない状況が訪れるかもしれない。
であればこそ駐日大使の果たす役割は決定的に重要となる。但し彼女は政策立案や政治・外交のキーパーソンではない。今なお燦然と輝くケネディ大統領の血を受け余人を以て変え難い存在としてキョロライン・ケネディ駐日大使の人気には価値!がある。
シ、シマッタ!シマッタ!島倉千代子。改めて...シマッタ!シマッタ!シマジロー! やっぱり猫の分際で!と謗られそうなので、このへんにしておきまする。


【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
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