腎ガンのメモリー ４ ( 倍返し！の術後２年検診 )

　敗戦記念日の検診

　８月１５日（敗戦記念日）に腎がんの術後２年検診を受けました。待合室が閑散としていたのは、お盆ぐらい誰も病院になど行きたくないからでしょう、ただでさえ連続〇〇日と猛暑がつづきますし･･･。街路が灼け遠くのビルが揺れて見える一日でした。

　２年前の夏に手術を受けたこの病院で３月毎に受ける採血採尿とＣＴ検査(最初の２回は骨シンチも)。ＣＴはかなりの放射線被爆でしょうね。医師は「被爆リスクと転移を早期発見できないリスクと、どちらをとるか？です」と事もなげに仰いますが･･･。

　つぎつぎ異常な(杜撰な)検査
　
　この日はつぎつぎ異常なことが･･･。採血で「アルコールにかぶれますか？」と訊かれ、本当は赤く腫れますが、面倒臭くて「いいえ」。が、腕を消毒しないまま針を刺されました。気がつかなかっただけ？　さに非ず！　赤く腫れないので間違いありません。

　ＣＴは看護師さんと技師さんで対応しますが、この時は技師さん一人。仰向けで両腕をバンザイした態勢でベッドが動き始めると、両腕がドームの端にぶつかり「痛い！」「戻して！」と叫ぶも通じません。暫くして看護師さんが現れ漸く元に戻りました。

　検査が終わり、閑散とした待合の椅子一列を一人占め？してＴＶの甲子園中継をみていました。正午に、黙祷の呼びかけがありました。起ち上がり周りを見ると皆さん起立されています。しばしの黙祷･･･ざらざらした心が静まり待合に連帯が生まれました。

　再発転移の兆候はありません！

　一週間後、再び病院へ。予約より早目に行きボードを見ると、主治医(准教授)の名がありません。そんなことも気になるほどナーバス。診察室には見知らぬ医師が「Ｋ先生は〇〇大教授に栄転されました」「今後私が担当します」「再発転移はありません」。

　それを聞けば「もう用はない」。が、後で、シマッタ！アレを訊けばよかった！コレも確認すればよかった！と･･･。でも「再発転移の兆候なし」は神の言葉、「今後は半年毎の検査にしましょう」にも納得。検査の周期が倍！になるだけで寿命が倍になったみたい！

腎がんのメモリー過去ログ　http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2

　

　【過去ログ目次一覧】
　吾輩も猫である～40　http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
　吾輩も猫である～80　http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
　吾輩も猫である81～　http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
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　閑話休題　http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
　腎がんのメモリー　http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
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