脳内汚染からの脱出 (文春新書) | |
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文藝春秋 |
家族旅行に行っても外の風景を見ずにゲームをする
野球の練習でも、順番待ちはゲーム
家では部屋にひきこもりゲーム
友達と遊ぶのはゲームをするため
こんな子供が増えてきたように思えます。
覚醒剤並みの依存性を持つゲーム、ネットは、現在、子供だけでなく大人の心も壊してゆきます。
暴力的な映像が強いゲームを頻繁にすると、感覚が麻痺し
暴力や攻撃を危険なことと感じる感受性の低下が起きます。
その結果、何気なく相手を死においやってしまったり、
身近で誰かが危険な目に遭っていても、何も感じなくなってしまうこともあります。
もし、その子供が、心優しい思いやりのある素質をもっていても、
その子の目に触れるものが、
自分のことしか考えず、平気で人を傷つけたり他人の不幸を喜ぶような映像ばかりだったら、
その子の心に、他人の心を汲み取る共感性が育つのは難しいです。
思いやりある温かい環境におかれて、初めて、その子は共感性も育つのです。
共感性は、相手の痛みを分かり、自分に対して示された思いやりから、
自分もどう振る舞うべきか学んでゆきながら培われていきます。
しかし、脳内汚染されていると、
理屈で善悪が分かっていても実際の行動には起こせなくなくなってしまいます。
脳を守り、子供が成長し本来持っている能力さえも発揮できない事にならないように、
親は子供を守るべきだと思います。
すべての親は必読と思いました。
また自分はゲーム、ネット依存症では?と自覚し始めた大人もです。