前日の続きです。(長文です)
サンディエゴの観光写真とともにお読み下さい^ ^
プラントベースのホールフード(PBWF) だと、野菜や果物、穀物中心の食事だと十分なタンパク質が摂れないのでは、という指摘もあります。
しかし、大豆などの植物からもタンパク質は十分摂取できます。
あまり知られていませんが、ブロッコリーには赤身の肉よりも多くのタンパク質が含まれています。
オーガニック野菜たっぷりのPBWF食が毎食頂けました(^.^)
現在、アメリカで1日に必要なタンパク質の摂取量として推奨されているのは総カロリーの8~9%です。
これが10%を超えるとさまざまな疾病のリスクが高まるとされていますが、アメリカ人はタンパク質を総カロリーの18%摂っていると指摘されています。
クリントン元大統領は心臓発作を二度起こしていますが、
食事をプラントベースのホールフード(PBWF)に切り替え、体重が11キロ減り、心臓発作が再発しない体になったといいます。
それをCNNなど主要メディアが報じ、全米で話題となりました。
海岸沿いの夜景。きれいですね。
アメリカと日本では違いますが
現在の日本は食生活の欧米化が進み、それに近い状態になっています。
癌に関して言えば,日本は増加ている唯一の先進国です。
現代の日本人は、自分たちが思っているほど健康的ではありません。
肉の摂取量は50年間で約10倍、脂肪分は約3倍にも増えました。
逆に野菜や果物の消費量は減り、アメリカを下回っています。
街のあちこちにオーガニックのスーパーがあります。アメリカ人の食に対する考え方が変わってきています。
日本人は食に関する関心がまだ低いです。
テレビなどのマスメディアの営利優先の、間違ったともいえる情報を鵜呑みにしているからかもしれません。
このままいくと、日本もアメリカの様に、疾病大国となります。
トライアスロンの大会が開かれていました。健康に対する意識が高いです。
そして、このPBWFは健康な身体をつくるのに、良い方法です。
街中のメキシコ料理屋のタコス。乳製品を使わないチーズが普通にあります。
しかし、日本には味噌や納豆といった素晴らしい伝統食があります。
日本食は長寿食であり、健康的食事と世界的に知られています。
PBWFは塩や魚は使用しない考えですので、味噌や出汁(鰹や煮干しなど魚を使用する)はNGですが、
私の結論としては、
日本人ならでの伝統食、和食をベースにPBWFを出来る範囲でするのが、我々日本人には、肉体的にも精神的にも最も健康的食事と思いました。
全ての食事をPBWF でするのは、現実的には難しいと思います。
(しかし、実践されている60代の女性日本人医師と今回知り合いになりましたが、40代に見える若さと健康的な美しさにびっくりしました!)
サンディエゴはメキシコに近く、アメリカでも有数のリゾート地です。
もし、肉を食べるなら、少量で産地が明確、餌に抗生剤等を使用していないものがよいでしょう。(肉は毎日は必要ないでしょう)
さらにソーセージやベーコンなど加工品は多くの添加物を使用していますし、ここで使われている肉は素材が悪いことも多いので食べない方が良いでしょう。
そして大事な事は、
何を食べるのか
ではなく、
何を食べないか。
サンディエゴの岬を観光してきました。戴帽式をしていました。
私は、日常的に家庭で食べるものは、
和食をベースにPBWFを意識しています。
しかし、お付き合い等で外食する時や、頂き物で砂糖や肉、酒などPBWFの考えと違うものをを食べる時も、もちろんあります。
そのような時は、罪悪感を持って食べるのではなく、美味しく頂ける事に感謝して楽しく食べるようにしています。
その方が精神的に健康ですよね(o^^o)
マリリンモンローの映画で有名なコロラドホテルを観光。こんな大きくて珍しい木が!
食べることは生きることです。
そして私たちの細胞は食べたものからできています。
食べることに最も真剣に、慎重に、なるべきと思います。
食べる根底には
口腔の健康が必要です。
歯周病や虫歯があれば、美味しく食べられませんし、噛むことすら出来ません。
食べることは、生きること。
口腔ケアは命のケア。
夕陽が美しい。
今、私たち歯科医療従事者は、
国民にこれらのことを伝えていかねばならない。
そう再認識したサンディエゴでの4日間でした。
共に参加した日本人の方々と。
医師、歯科医師、看護士、歯科衛生士、薬剤師、ジャーナリストなど、同じ方向性を持ち、様々な活動をされている方と毎晩語り合い、大きな刺激を受けました。
一週間医院を不在にしていますが、
その間しっかり診療をしてくれているスタッフ、そして家族に感謝します。
東京都文京区千駄木 削らない痛くない歯医者さん ゆりの木歯科医院HP