峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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私たちの社会の現実

2016年09月15日 | 町内会長

町から預かっている敬老のお祝い金を、町内会の75歳以上のご高齢者のみなさん方の一軒一軒を訪ねお届け始めている。
9月1日現在で私の暮らす町内会には75歳以上の方が男性12名、女性27名、計39名の方々の籍がある。そのほとんどの方がお一人暮らしか、お二人暮らし、もしくは老人ホーム等の施設に入所されていらっしゃるかだ。

その方々お一人おひとりのお宅や施設を訪ね、お祝い金をお渡しし、受領印をいただき、現在の健康状態や生活のご様子などを伺っている。1軒訪ねるのに優に二、三十分はかかる。

お話の中で、半ば自嘲気味に笑顔を浮かべながら「長生きなどするもんじゃない」「もう長くない」「早く死にたい」等のお言葉を伺うのは辛い。身体の不安、経済的な不安、そして孤独。

お国のため、社会のため、勤め先のため、そして家族のため、一生懸命生きてこられた方々の老後は本来、豊かで穏やかなものでなければならないはずだ。

政治家、そして行政に携わるみなさんには、市井に住む人の小さな、静かな声に耳を傾けて欲しい。富山市議会議員の政務活動費の不正請求問題や東京都・築地市場の豊洲移転騒動を耳にするにつけ強く思う。

今日で、ようやく11名の方々とお会いすることができた。また明日だ。雨が降らなければいいのだが。

 


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